#1. はじめに
前回の記事「Dr.Sum Data FunnelでCSVファイルを連携してみた」ではDr.Sum Data Funnelの基本的な説明とCSV連携を説明しました。
今回はData Funnelで受信したデータを加工して、前回値というデータを作成したいと思います。
#2. パイプライン定義で前回値を取得
「計算項目の追加」をクリックします。
※パイプライン定義は前回の記事で使用した「mqttpublish_test」を流用します。
計算項目の追加画面で以下を設定して「追加」ボタンをクリックします。
項目名:LASTTIME_VALUE(任意)
項目のタイプ:値の参照
参照する項目:VAL(前回値)
項目が追加されたことを確認して「OK」ボタンをクリックします。
#3. プレビューで確認
設定した処理の動作確認をするために、サンプルデータを使用してプレビューすることができます。
パイプライン定義の編集画面から「取り込みデータ」の「テーブル化の設定」をクリックします。
赤枠の部分に想定するサンプルデータを張り付けて「プレビュー」ボタンをクリック、プレビュー画面にデータが表示されたのを確認して「OK」ボタンをクリックします。
「サンプルデータ」の「[テーブル化の設定]のプレビューデータを追加」をクリックして、サンプルデータが表示されることを確認します。
※「選択セルから貼り付け」ボタンを使用すると、タブ区切りのCSVファイルやExcelから直接貼り付けも可能です。
「データ処理」の「プレビュー」ボタンをクリックして「02:計算項目の追加」を選択します。
2. で作成した「LASTTIME_VALUE」が正しく取得できていることが確認できます。
#まとめ
Dr.Sum Data Funnelの加工処理の「前回値」の取得とパイプライン定義の作成中に加工処理の動作を確認するプレビュー方法について説明しました。プログラムを書かなくても手軽に加工処理ができることがわかっていただけたと思います。
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