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AWS EFSマウント手順解説

Last updated at Posted at 2025-10-05

この記事でわかること

 ▪️AWS EFS マウント手順の解説
 ▪️使用したコマンドと目的

事前準備

 ▪️セキュリティグループのインバウンドルールにNFS:2049 ポート許可済
 ▪️EFSマウント作業時に必要なIAMポリシー(EFS,EC2,KMS)はアタッチ済み
 ▪️使用したEC2インスタンスのOSは、ubuntu
 ▪️ターミナルソフトはTERA TAMを使用

EFSを利用するための環境作り

手順1_AWS CLI のインストール

sudo apt update 

目的:必要なソフトや情報が最新であることを保証します。

sudo apt install -y curl unzip 

目的:EFSの準備で必要な道具(ソフト)を
「curl」と「unzip」というソフトをインストールします。
※「curl」はファイルをダウンロードするためのツール。
※「unzip」は圧縮されたファイルを解凍するためのツール。

手順2_AWS CLI をダウンロードしてインストール

curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip" 

目的:AWS CLIをダウンロードします。

unzip awscliv2.zip 

目的:インストール用のファイルを解凍します。

sudo ./aws/install 

目的:解凍したファイルを使ってAWS CLIをインストールして使えるようにします。

aws --version 

AWS CLIが正しくインストールされたかを確認します。

手順3_AWS CLI の認証情報設定

aws configure 

AWSを使うために必要な「ID」「キー」などを登録します。

AWS Access Key ID: AWSアカウント専用の鍵。 
AWS Secret Access Key: もう1つの鍵で、秘密にしておく必要があります。 
Default region: 自分が使うAWSの地域(今回は東京:ap-northeast-1)。 
Default output format: 出力形式(今回はjson)。 

入力する内容です。

aws sts get-caller-identity 

登録が正しく行われたかを確認します。
 ※「認証情報設定」は、誰がAWSを操作しているのかをシステムに伝えるためです。

手順4_必要なツールのインストール

sudo apt install -y git nfs-common build-essential python3 python3-pip pkg-config libssl-dev 

目的:EFSを利用するための補助的なソフトをインストールします。
※git: プログラムをダウンロードするためのツール。
※nfs-common: ネットワーク経由でファイルを共有するためのツール。
※python3 と python3-pip: プログラムを動かすためのツール。
※pkg-config, libssl-dev: 暗号化などの機能を使うためのツール。

手順5_OpenSSL ライブラリの確認と設定

dpkg -l | grep -E 'libssl-dev|pkg-config' 

目的:暗号化のためのライブラリ(OpenSSL)が既にあるか確認します。

export OPENSSL_DIR=/usr: 

目的:ライブラリの場所を指定して環境を整えます。

echo 'export OPENSSL_DIR=/usr' >> ~/.bashrc: 

目的:設定を保存して、次回ログイン時にも反映されるようにします。

手順6_DNS 設定(DNS解決:無効の場合)

sudo nano /etc/resolv.conf: 

DNS サーバーをGoogle DNSに変更
目的:インターネット接続を安定させるため、DNSサーバーを設定します。

nameserver 8.8.8.8 
nameserver 8.8.4.4 

内容を以下に変更。これにより、インターネット接続が安定します。

ping -c 4 archive.ubuntu.com 

目的:インターネット接続が正しく動いているか確認します。

EFSを実際に利用するための具体的設定

手順1_EFS ユーティリティのインストール

git clone https://github.com/aws/efs-utils: 

目的:EFSを操作するためのツールをダウンロードします。

cd efs-utils: 

目的:ダウンロードしたツールのフォルダに移動します。

./build-deb.sh: 

目的:ダウンロードしたコードをインストール用の形式に変換します。

sudo apt install ./build/debbuild/amazon-efs-utils-*.deb: 

目的:ツールをインストールします。

mount -V 

目的:ツールが正しくインストールされたか確認します。
 ※AWS EFSを使うには、「EFSユーティリティ」という特別な道具が必要です。
 ※ゲームのアプリをインストールしてプレイするのと同じように、
 この作業をEFSを使うことができません。

手順2_EFSマウントの為、マウントポイントの作成

sudo mkdir -p /mnt/efs 

目的:EFSを保存するためのローカルディレクトリを作成します。
(-p:オプションコマンド、-pにより、/mnt/efsが作成される)

手順3_EFS ファイルシステム ID 確認

aws efs describe-file-systems 

目的:EFSに関する詳細情報を取得します。

手順4_EFSのマウント

sudo mount -t efs -o tls fs-(EFSのID):/ /mnt/efs 

目的:EFSをローカルディレクトリ(/mnt/efs)に接続します。

df -h | grep efs  

目的:EFSが正しくマウントされたか確認します。

永続化設定

手順1_再起動しても自動的にマウントされるよう設定

sudo nano /etc/fstab: 

目的:再起動しても自動的にEFSがマウントされるよう設定します。

fs-(EFSのID):/ /mnt/efs efs _netdev,tls 0 0 

上記を追加:

手順2_設定を反映して確認

sudo systemctl daemon-reload 

目的:設定を反映し、再起動後もEFSが利用可能か確認します。

sudo reboot 

目的:再起動します。

df -h | grep efs 

目的:再起動後もEFSがマウントされているか確認します。

対象読者

 ▪️AWS資格試験の合格に向けて勉強中の方
 ▪️AWS EFS マウント手順を学びたい方

参考文献

この記事を書いた理由

 これまで以下のAWS資格を取得し、2024年12月から2社目のIT会社に転職成功。
今はAWSを活用したシステム構築の支援業務を行なっています。
本記事は、業務で行った内容の復習とアウトプットを兼ねて作成しました。
AWSの具体的な設定手順を学びたい方に少しでも役立てば幸いです。

既に合格済のAWS資格

 2024年04月11日「AWS Certified Cloud Practitioner」
 2024年06月27日「AWS Certified Solutions Architect - Associate」
 2024年08月13日「AWS Certified Sysops Administrator - Associate」
 2024年11月19日「AWS Certified Solutions Architect - Professional」

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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