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【QGISプラグイン】国土地理院ベクトルタイルダウンローダー「GSI-VT-downloader」

Last updated at Posted at 2025-07-11

【QGISプラグイン】国土地理院ベクトルタイルダウンローダー「GSI-VT-downloader」

背景

MIERUNEがQGISプラグイン「GSI Vector Tile Downloader」を開発・公開しました。

このプラグインは、例えば以下のような用途に使えます。
・札幌市の一角の「水域のベクトルタイル(ポリゴン)」が欲しい。
・札幌市の一角の「建物のベクトルタイル(ポリゴン)」が欲しい。
・札幌市の一角の「道路のベクトルタイル(線)」が欲しい。
・札幌市の一角の「のベクトルタイル(線)」が欲しい。
Screenshot 2025-07-11 at 14.46.15.png
(cf. 場所は日本国内であれば問題ないはずです。)

プラグインの概要

このプラグインは、「国土地理院(GSI)のベクトルタイル」を効率的に「ダウンロード」&「レイヤ追加」 ができます。

GIF画像1: 建物のベクトルタイル追加のデモ(範囲、地物、ズームレベルを指定→DL)
gsivt.gif

ちなみに、このプラグインは2020年から公開されていた(https://github.com/Kanahiro/GSI-VTDownloader)同様のものの後継版です。

インストール方法

QGISのプラグインマネージャから直接インストールできます。

  1. QGISメニューバーからプラグイン > プラグインの管理とインストール を開きます。
  2. すべてのプラグイン タブを選択し、検索バーに GSI Vector Tiles Downloader と入力します。

(GSI Vector Tiles Downloader 専用アイコン)
GSI-VT-downloader_icon.png
3. 表示されたプラグインを選択し、「プラグインをインストール」を実行してください。

利用方法

インストール後、ツールバーに専用アイコンが追加されるので、それをクリックします(あるいはプロセッシングツールボックス > GSI vector tile downloader からも起動できます)。

起動すると表示されるダイアログで、以下のパラメータを設定します。
qgis-plugin-gsi_ParametersSetting.png

  1. ダウンロード範囲 (Download-extent)
    データを取得する地図上の矩形範囲を指定します。右のカーソルボタン(Use Current Map Canvas Extentボタン)を選択すると、現在表示中のマップ範囲が自動的に設定されます。

  2. ソースレイヤー (Source-Layer)
    ダウンロードしたい地物(例:building road contour 等)を選択します。

  3. ズームレベル (Zoom-level)
    取得するタイルの詳細度をズームレベルで指定します。

  4. 出力レイヤー (Output-layer) 任意
    ダウンロードしたデータを保存するジオパッケージファイル(.gpkg)のパスを指定します。未指定の場合は、一時レイヤとしてプロジェクトに追加されます。

設定後、Run ボタンをクリックすると処理が開始され、完了と同時にレイヤがマップキャンバスに追加されます。

GIF画像2: 道路のベクトルタイル追加のデモ
qgis-plugin-gsi-vt-downloader_ver6.gif

まとめ

GSI-VT-downloader」は、国土地理院(GSI)のベクトルタイルを効率的に「ダウンロード」&「レイヤ追加」 できます。何か役に立てば幸いです。

機能に関するご意見やバグ報告については、以下のGitHubリポジトリのIssueにて受け付けております。

GitHub Repository: [https://github.com/MIERUNE/qgis-plugin-gsi-vt-downloader/tree/1.0.0]

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