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はじめに

富士通汎用機が2030年度終売、2035年度サポート終了となるニュースは大きな波紋を呼んだ。
金融系、保険系及びメーカー系の業務システムでは、汎用機が現役で使われている。
各業界では、脱富士通ホストを進めるプロジェクトが立ち上がり、マイグレーションやモダナイゼーションが取り組まれている。
この世の中の流れをあって、私も脱ホストプロジェクトに参画し、オープン系にマイグレーション(モダナイゼーション)を推進することになった。
この記事は、マイグレーションするなら早くやるに越したことがないということを実感したいちエンジニアのエッセイです。

歴史あるシステムは迷宮

現代まで汎用機で稼働している多くのシステムは、「メインフレーム大国」と呼ばれた時代に構築されたものが多い。つまり、30~40年もの間稼働しているものがある。
そんなシステムは秘伝のタレのように熟成された仕組みで稼働している。
汎用機は高い信頼性と安定性を特徴としているため、故障等が起きにくく一度構築したら滅多なことでは改修することなく動き続きけている。
これはメリットである一方で、マイグレーションを実施するには大きな壁となる。
障害となり、構築されている仕組みを調査する機会が極端に少ないため、仕組みを知っているエンジニアがほぼ居ない状態はザラである。
最初に仕組みを構築した人以外、誰もコアな仕組みを知らないということが良くある。

仕組みが分からないので、知るために残された設計書等を読み解いたり、動かしてどんな結果が返ってくるかトライ・アンド・エラーで探り探り仕組みを解析する。
十数年も稼働しているシステムにありがちなのが、ドキュメントの更新が形骸化しており設計書が残ってないことが多い。
その場合、汎用機の情報はネット上には少ないので、分厚いマニュアルを片手に資産を調査していく形になります。
当に迷宮のダンジョンを進む気分です。

マイグレーションをやるなら今でしょ!

マイグレーションを行う上で避けて通れないのが、仕組みを解析して移行後のシステムアーキテクチャを描くことです。
一番難解なのが、仕組みを解析することです。
仕組みを解析するのに手っ取り早いのが、システム構築時のメンバーに話を聞いたり、マイグレーションプロジェクトに引き込むことです。
ただ先にも述べた通り、歴史あるシステムは30~40年稼働しています。システム構築時に若手だった人も50歳以上となります。
システム構築に中核を担っていたような方は下手をすると60歳を超えて引退してしまっていることもあります。
ただギリギリ残っている場合もあるでしょう。
ギリギリ残っている場合は、マイグレーションプロジェクトを立ち上げて移行しましょう!
経営者の方、やるなら今です。
汎用機で動かし続けているうちに仕組みが分かる方が退職していなくなり、仕組みを分析することが難しくなります。
分かる人がいるうちに、マイグレーションに着手しましょう!

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