#はじめに
Ubuntuに限らず、パソコン関連のやり方類はWebサイトをいくつか見る必要があり、場合によっては数十ものサイトを見比べて取捨選択する必要があります。
この記事はそうしたやり方類をまとめて書いていきます。
今回はJava版Minecraftと統合版をクロスプレイする方法をサーバーインストールから解説します。
###この記事でできること
Minecraft Java と Minecraft BEでクロスプレイが実現します。
※Java版とBE版のクロスプレイは本来不可能であり、BE版のサーバーと通信するためのパケットをJava版に変換して通信するプラグインを導入していくため、不安定ではありますがログインおよびプレイは可能です。
###対象読者
コマンド操作がわかる人
コマンド操作がわからない人
Minecraftでクロスプレイをしたい人
#1. Java 16 のインストール
Minecraft 1.17 からは Java 16 になり、以前の Java 8 では不十分なため、Java 16 をインストールします。
以下のコマンドでインストールしてください。
sudo apt-get -y install openjdk-16-jdk
#2. Spigot Server の入手
Spigot Serverはユーザーでビルドしないといけないので、ビルドツールをダウンロードしてきてビルドします。
また、ターミナルの作業領域でファイルを作成するので、サーバーディレクトリを作成してそこで作業を行ってください。
以下のコマンドでディレクトリを作ってそのディレクトリに移動します。
mkdir mcServer && cd $_
ビルドツールをダウンロードします。
以下のコマンドでダウンロードできます。
wget https://hub.spigotmc.org/jenkins/job/BuildTools/lastSuccessfulBuild/artifact/target/BuildTools.jar
ダウンロードが完了したらbuildします。
以下のコマンドでbuildを開始します。時間がかかるので気長に待ちましょう
java -jar BuildTools.jar --rev 1.17
ビルドが完了したら、spigot-1.17.jar
ファイル以外は削除してかまいません。
これでSpigotサーバーが入手できました。
#3. Minecraft サーバーを実行
起動のたびに引数を入力するor↑キーするのは面倒なのでシェルスクリプトを作っておきます。
gedit や vi などを起動して以下を入力後、拡張子 .sh
で保存します。今回は run.sh
とします。
#!/bin/sh
java -Xms1024M -Xmx8G -jar spigot-1.17.jar nogui
このままでは起動しないので、許可を与えます。
chmod +x run.sh
許可を与えたら一回起動します。
同意書が出てくるのでtrueにし、もう一度実行して、Done
まで行ったら stop
と入力していったん止めます。
#4. パケット変換プラグインの導入
統合版のパケットをJava版に変換するプラグインを導入します。
以下のサイトからSipgot用のプラグインをダウンロードして、サーバーディレクトリ内のpluginディレクトリに突っ込みます。
導入したら、一度起動して終了します。
#5. 認証するプラグインの導入
統合版でのJava版のログインを不要にするプラグインを導入します
以下のサイトからSipgot用のプラグインをダウンロードして、サーバーディレクトリ内のpluginディレクトリに突っ込みます。
#6. プロパティの変更
以下を変更します。
- サーバーディレクトリ >
server.properties
online-mode=false
- プラグインディレクトリ >
Geyser-Spigot
>config.yml
auth-type: floodgate
#7. 起動
完成
#以上
構築方法はこれで終了です
#参考サイト
https://variouscolors.net/game/minecraft-diary/server/geyser/