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Codex Microが買えなかった人へ — Stream Deck Mk.2で再現しよう

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Codex Microが買えなかった人たちへ

Codex Microが欲しかったのに、買えなかった人たち向けの記事です。
Codex MicroとはOpenAI初のハードウェア製品「Codex Micro」(だいたい3万強)で、7月中旬に予約受付を開始した直後に完売しちゃいました。(自分も見張っていたのですが、結局買えず、、、)

image.png

Codex Micro 公式ページから

しかし!入手困難となったことを受け、海外のギークコミュニティではStream Deckを使った改造ブームが起きているようです。
この記事ではコミュニティのプラグインの力を借りて、elgatoのStream Deck Mk.2を使ってCodex Microを再現してみたので、紹介します。

このプラグインはOpenAIまたはElgatoの公式製品ではありません。また、Codex Micro本体を完全に置き換えるものでもありません。Codex Desktopの内部仕様に接続しているため、Codexの更新に合わせてメンテナンスが必要になることがあります。

mk2.jpg

Stream Deck Mk.2で再現。Codexの状態で色が変わったりして楽しい。
(本当に実用的なのかはさておき。)

使用するプラグイン:dazer1234/codex-stream-deck

できること

以下、dazer1234/codex-stream-deckより

  • Codexの6つのエージェントをリアルタイム表示
  • 作業中、未読完了、承認・入力待ち、エラー、アイドルなどの状態をキーで確認
  • Codex Microのアクションスロットに対応した操作
  • 推論エフォートの増減、新規タスク、ナビゲーション操作
  • 5時間・週間の利用状況と、リセットクレジットの表示
  • Windows、macOS、または両方のCodexを1台のStream Deckから操作
  • iPhoneコンパニオンによる、Mac/Windowsのタスク確認と操作

そして何より大きいのが、Codex専用ハードではなく汎用デバイスを使っているという点です。Codex Microは「Codex専用」の単機能デバイスですが、今回使うStream Deckはもともと配信やOBS操作などにも使われる汎用デバイスです。Codex Deck用のページの隣に別アプリ用のページを作って共存させることもできますし、キーの一部を他の用途に振り分けるのも自由です。実際、Stream DeckからClaude Codeを操作できるようにするプラグインも出てきているらしく、コーディングエージェントごとに専用ハードを買い足すのではなく、1台のStream Deckを複数のエージェントの操作面として育てていく、という使い方も見えてきています。Codex MicroのようなCodex専用機にはない、Stream Deckならではの伸びしろだと思います。

ここからは、実際に自分の環境で再現するための手順を順番に説明します。

準備するもの

  • Codex Desktop(操作したいコンピューター側にインストール済みであること)
  • Elgato Stream Deck Mk.2 (15キー)
  • Node.js 20以降
  • Windows 10以降 または macOS 13以降

導入手順

同じStream Deckプラグインパッケージが、Windows専用・Mac専用・Windows+Macの3モードすべてで共通して使えます。自分の使い方に必要な分だけインストールすればOKです。

0. Stream Deck Mk.2 を購入する

elgatoのStream Deck Mk.2を買います。お値段24,180円。(まあまあしますが、Microよりは安い)

説明書付属の手順にしたがって、セットアップを完了します。
image-7.png

※物理キー配置の設定画面が開きます。まだcodex用のプラグインはありません。

1. Stream Deckプラグインを入れる

GitHubの最新リリースからcom.simeo.codex-deck.streamDeckPluginをダウンロードし、Stream Deckを接続しているコンピューターでダブルクリックして開きます。Stream Deckアプリにプラグインとしてインストールされます。

すると以下のように画面右端にCodex用のキーが並びます。
image-5.png

2. 自分のOS用ランチャーを入れる

同じリリースページから、操作したいコンピューター用のランチャーだけをダウンロードします。

  • Windows: codex-deck-launcher-windows-vX.Y.Z.zip
  • macOS: codex-deck-launcher-macos-vX.Y.Z.zip

お好きなフォルダーに展開してください。node --versionでNode.jsが確認できなければ、先にNode.js 20以降をインストールしておきます。

3. ランチャーを起動してCodexとブリッジを繋ぐ

Windowsの場合(展開したフォルダーでPowerShellを開く)

# まずは変更せずに状態だけ確認
.\Start-CodexDeck.ps1 -DryRun

問題がなければ、フォルダー内の Start Codex Deck.cmd をダブルクリックします。ブリッジ有効なCodexセッションが起動(または再利用)されます。すでに通常起動のCodexが開いている場合は、1回だけ再起動が必要である旨が案内されます。

macOSの場合(展開したフォルダーでターミナルを開く)

./start-codex-deck.sh dry-run
./start-codex-deck.sh self-test
./start-codex-deck.sh start

Start Codex Deck.command をダブルクリックしても start と同じことができます。展開時に実行権限が落ちていた場合は、次のコマンドで戻してください。

chmod +x start-codex-deck.sh "Start Codex Deck.command"

4. Codex側でMicroの設定をする

ここまで来るとなんと!デスクトップ版CodexにCodex Micro用の設定画面が出現します!(この瞬間が一番嬉しかった)
image-3.png

CodexのSettings > Codex Microを開くことで、エージェントキーやアクション割り当て、ジョイスティックの挙動とかを設定できますが、特に何もせず、次のステップに進んで大丈夫でした。

5. Stream Deckのキーレイアウトを組む

あとはStream Deck側でキーを配置するだけです。以下はMK.2(15キー)向けの2ページ構成の元リポジトリのREADMEにある推奨例です。もちろん配置は自由に変更できます。

MK.2は横5列×縦3行、合計15個の物理キーが並んだデバイスです。以下の盤面図が、実機を上から見たときのキー配置とそのまま対応しています(1段目が最上段、1列目が左端)。

ページ1 — エージェントと日常アクション

┌─────────────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┐
│   Agent 1   │   Agent 2   │   Agent 3   │   Agent 4   │   Agent 5   │
├─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┤
│   Agent 6   │     Fast    │   Approve   │    Reject   │     Fork    │
├─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┤
│  Push-Talk  │   Browser   │  Next Page  │  Enc Click  │   New Task  │
└─────────────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┘
段 1列目 2列目 3列目 4列目 5列目
1段目(最上段) Agent 1 Agent 2 Agent 3 Agent 4 Agent 5
2段目 Agent 6 Action 1 / Fast Action 2 / Approve Action 3 / Reject Action 4 / Fork
3段目(最下段) Action 5 / Push-to-talk Keycap・Browser Stream Deck: 次のページ Reasoning Encoder Click New Task

ページ2 — ナビゲーションと推論

┌─────────────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┐
│  Target+HP  │   (empty)   │    Joy Up   │   Reason -  │   Reason +  │
├─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┤
│   (empty)   │   Joy Left  │  Prev Page  │  Joy Right  │  Enc Click  │
├─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┼─────────────┤
│   Profile   │   (empty)   │   Joy Down  │   (empty)   │   New Task  │
└─────────────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┘
段 1列目 2列目 3列目 4列目 5列目
1段目(最上段) Windows/Mac Target + Health 空 Joystick Up / Plan Reasoning Down Reasoning Up
2段目 空 Joystick Left / Back Stream Deck: 前のページ Joystick Right / Forward Reasoning Encoder Click
3段目(最下段) Stream Deck: プロファイル切替 空 Joystick Down / Sidebar 空 New Task

Windows/Macターゲットのキーはマルチホスト運用時だけ使うものなので、単一コンピューターで使う場合は空欄のままか、別のキーキャップアクションに置き換えてください。

ここまでで、最初に紹介した「手元のStream DeckがCodexの操作面になる」状態が再現できているはずです。

自分の例(2ページ目)
image-4.png

6. 常駐化してブリッジを維持する

必須ではありませんが、常用するなら入れておくと便利な設定です。
Codexを開き直すたびに手動でランチャーを起動するのは面倒なので、常駐ウォッチャーを入れておくと自動的にブリッジ付きセッションを維持してくれます。

# Windows(展開したランチャーのフォルダーで実行)
.\Start-CodexDeck.ps1 -InstallStartup
# macOS
./start-codex-deck.sh install

Windowsは%LOCALAPPDATA%\CodexDeck\launcherに、macOSはLaunchAgentとして常駐ランタイムがインストールされます。すでに通常起動しているCodexセッションをいきなり再起動することはなく、次回の起動やアップデートの際に必要であれば1回だけ復旧のための再起動が行われます。

7. 利用状況とリセットクレジットのキーを追加する

Usage Limitキーを置くと5時間/週間の利用状況を円形表示で確認でき、Usage Overviewは両方のウィンドウをまとめて横棒で表示します。Rate Limit Resetは現在のリセットクレジット数を表示し、実行するには1.2秒の長押しが必要です。うっかり短くタップしただけでは消費されない設計になっています。(ですが、自分は間違って長押ししてしまい、クレジットを無駄にリセットしてしまいました、気を付けましょう)

まとめ

Codex Microを買えずに悲しんでる皆さん、諦める必要はありません!Stream Deck Mk.2でCodexを使っていきましょう!よいCodexライフを!

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