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INSTANA | ユーザー・グループの解説 #2 インフラストラクチャーについて

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はじめに

Instanaは個々のユーザーに対して直接権限を割り当てるのではなく、ユーザーを役割が定義されたグループに所属させることで、アクセス制御を管理します。

ロールベースアクセス制御(RBAC)ですね。
以前INSTANAにおけるRBACの考え方をざっくりと解説しているので良ければ参照ください。

この記事では、Instanaのインフラストラクチャー(↓の画面です)の設定について解説します。
image.png

ドキュメントはこちら

できること

  • インフラストラクチャーの画面へのアクセス可否
  • アクセスできる範囲の絞り込み
  • スマート・アラートの作成可否
  • ヒープ/スレッド・ダンプの作成可否

アクセスレベル

インフラストラクチャーに対しては3種類のアクセスレベルが選択できます。
※権限の説明は後述します。

アクセスレベル 説明
すべてにアクセス INSTANAに連携されているすべてのデータへのアクセスを許可
制限付きアクセス INSTANAに連携されている一部のデータへのアクセスを許可
アクセス権なし すべてのデータへのアクセスを拒否

すべてにアクセス

image.png

このアクセスレベルは、インフラストラクチャーに関するすべてのデータが参照可能になります。
必要な権限のチェックをONにしてあげましょう。

制限付きアクセス

image.png

他の権限設定で許可されているデータのインフラストラクチャーに関する部分が参照可能になります。
必要な権限のチェックをONにしてあげましょう。
また、個別に追加でアクセス権を与えたい場合は、 "動的フォーカス照会 (DFQ) を使用した追加アクセス" を設定しましょう。

アクセス権なし

image.png

画面へのアクセスができなくなります。
また、INSTANAのメニューにある "インフラストラクチャー" も表示されなくなります。
image.png

権限

それぞれのアクセスレベルで選択できる権限は以下の通りです。

すべてにアクセス 制限付きアクセス アクセス権なし
インフラストラクチャーの分析 - -
ヒープ・ダンプの作成 -
スレッド・ダンプの作成 -
インフラストラクチャーのグローバル・スマート・アラートの構成 - -
DFQを使用した追加アクセス - -

インフラストラクチャーの分析

image.png

この権限が付与されていると、分析画面でインフラストラクチャーを指定できるようになる…はずですが、動作確認しきれていないため後日更新します
image.png

ヒープ・ダンプの作成 & スレッド・ダンプの作成

image.png

この権限がそれぞれ付与されていると、JVMの情報を見たときにUI上でダンプを取得・作成できるようになります。(画面右上の黒いボタン)
image.png

インフラストラクチャーのグローバル・スマート・アラートの構成

image.png

この権限が付与されていると、インフラストラクチャーのスマート・アラートの画面でアラートを新規作成できるようになります。(画面右下の青いボタン)
image.png

DFQを使用した追加アクセス

image.png

動的フォーカス照会 (DFQ) を使用した追加アクセス をONにすることで、制限付きアクセスに追加のアクセス権を付与することができます。

少しクセがあるので慣れないうちはインフラストラクチャーの画面で試してみて適切なクエリになっているか確認しましょう。
image.png

DFQのドキュメントはこちら

おわりに

Instanaのインフラストラクチャーに関するRBACの解説は以上となります。
(もし間違ってるよ!というところがあったら優しくご指摘ください)

それでは皆さん良いお年を!

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