#問題
VirtualBoxで作成したUbuntuの仮想マシンにコピペできない。
設定でクリップボードを共有できるようにしているのに・・・(/ω)。
#環境
・ホスト側(仮想マシンを動かしているPC)のOS:Windows10
・ゲスト側(仮想マシン自体)のOS:Ubuntu18.04
・VirtualBoxのバージョン:5.2.18
#解決する前に
まず以下の設定が済んでいることを確認する。
1.VirtualBoxマネージャーで対象の仮想マシンを選択し、「設定」を押す。
2.設定画面が開いたら左の項目から「一般」を選択する。
3.「高度」タブを開き、「クリップボードの共有」の項目を「双方向」に設定する。
#解決
###解決方法の概略
解決策の概略を先に述べると、VirtualBox用の拡張ツールのイメージファイルをダウンロードし、それを仮想マシンのディスクドライブに入れて仮想マシンを起動し、仮想マシンでイメージファイルを実行する、という手立てです。
###手順
1.VBoxGuestAdditionsのイメージファイルをこのサイトからダウンロードする。
サイトは以下のようになっていて赤枠の部分をクリックするとダウンロードが開始される。
2.VirtualBoxマネージャーで対象の仮想マシンを選択し、ウィンドウ右上の「マシンツール」の▼を押下して「詳細」を開く。
3.詳細が開いたら「ストレージ」の項目の「IDEセカンダリマスター: [光学ドライブ]空」を右クリックし、「ディスクイメージを選択」を押す。
4.ファイル選択ダイアログで手順1でダウンロードしてきたイメージファイル(.isoのやつ)を選択する。
5.仮想マシンを起動し、普通にログインする。
6.デスクトップかどこかに前の手順で入れたイメージファイルが存在しているはずなので、それを開く。
右クリックで「Open」押す
9.認証画面が開いたら、Ubuntuにログインするときのパスワードを入力する。
9.インストールが始まる。
たぶん青線を引いた当たりでいったん動きが止まるが、しばらく待てば大丈夫。
「Press Return to close this window...」が表示されたらEnterキーを押して仮想マシンを再起動する。
するとホスト側のPCと仮想マシンとの間でコピペ等ができるようになる。
#後片付け
今回使ったイメージファイルはドライブから除去しておく。
(普通のPCでもディスクを入れっぱなしにしてしまう自分に対する注意喚起)