Java 8：2024年のオプションは？

2022年3月、OracleはJava 8のPremier Supportを打ち切った。もしあなたが社内の意思決定者であるなら、自問すべきはこうだ：今がJava 8を手放すべき最適なタイミングなのか？と。

2018年、OracleはJavaのライセンス方法とリリーススケジュールを根本的に変更した。昨年までは、Java 8とJava 11のみがLong-Term Supportバージョン（LTS）であり、これは本番環境でバージョンを使用するかどうかの決定に大きな影響を及ぼしていた。最近になって、これはより迅速なリリース・スケジュールに置き換えられ、古いバージョンのJavaの廃止予定日についてのアナウンスがなされた。

Oracle Java SEを使用している多くの企業は、長年Java 8にこだわってきたが、Premierサポートの終了に伴い、今こそ乗り換える時なのだろうか。

2022年以降の選択肢を見てみよう。

Java 8 (LTS) を使い続けて、Oracleに延長サポート料金を支払う

Java 8について、オラクルは2030年12月まで「Extended Support」を提供すると発表した。Extend Supportは、Premierの賞味期限を延長するOracleの方法である。

このサービスでは、Oracle Javaを使用する組織が追加料金を支払う。1年目は既存のサポート料金に10％上乗せ、2年目は20％上乗せ、3年目はさらに20％上乗せといった具合だ。

Oracle Java SEサブスクリプションを購入することで、Oracleは、商用ユーザーに対して機能強化や重要なパッチを含むOracle Java SE 8のサポートと定期的なアップデートの恩恵を受け続けることができるとしている。

より新しいJavaバージョンへのアップグレード

Java 17は、2021年9月に正式にリリースされたJava言語とランタイム・プラットフォームの現在の長期サポート（LTS）バージョンである。

Java 17へのアップグレードには労力と時間が必要であり、特にJVM内の新しい言語機能と機能を真に活用することが目的である場合はなおさらである。開発者やその他のチームメンバーは、ローカル環境を更新する必要がある。そして、本番環境などのビルド環境やランタイム環境もアップグレードが必要になる。

多くの場合、新しいバージョンではJDKからいくつかの機能が削除され、コードや dependencies（依存関係）、あるいはその両方が壊れる可能性がある。つまり、これらの問題を解決するために、コードを見直し、依存関係が最新であることを確認する必要があります。

このアプローチは、元々Java 8やもう1つ前のバージョン用に開発されたレガシーJavaアプリケーションには、あまり現実的ではありません。

WebAssembly/Javascriptを使ってアプリケーションをHTML5に変換

CheerpJはLeaning Technologiesによって開発されたツールで、既存のJavaクライアントアプリケーションをHTML5に変換・移行する唯一のソリューションです。クライアント上のJavaの必要性を取り除きます。ソースコードに変更を加えることなく、モダンブラウザで使用できるようにすることで、組織はJava 8アプリケーションの寿命を延ばすことができ、時間、コスト、リソースを節約することができます。

なぜCheerpJなのか？

他のソリューションとは異なり、CheerpJは、アプリケーションのソースコードに変更を加える必要がなく、Java 8*と幅広い互換性を持ち、フレームワークではないため、意見に左右されません。

CheerpJを使えば、Java 8アプリケーションのHTML5への変換は、最小限の労力で、あるいは労力をかけずに行われ、ローカルにインストールすることなく、モダンブラウザからアクセスできるようになります。CheerpJを使えば、Chrome、Edge、Firefox、Safari、またはモバイルを含むその他のモダンブラウザからJavaアプリケーションにアクセスできます。

*Oracle Forms、EBS、Swing、AWT、多数のフレームワークやライブラリでテスト済みです。
https://leaningtech.com/legacy-modernisation-jp/

引用元：https://cheerpj.com/java-8-what-are-your-options-in-2024/