まえがき
「はじめに」でも書いたように、Dockerは使用しません。
僕はDockerを使うやり方も行っていましたが、ローカルの方が圧倒的に楽に動かせる上に、実行速度とビルドの時間が明らかに早くなったのでDockerを使わずローカルマシンのみで動かしています。
個人開発想定ということもあってDockerでいちいち環境構築するのも面倒なので、ローカルマシーンに直に環境構築していきます。手元で node 使えた方が何かと便利ですしね。
余談
上述と似たようなことをフロントエンドのプロと思われる方がXで呟いておりました。ひょっとして自分先見の明ある?
nvmを利用したNode.jsのインストール
nvmとは Node Version Manager の略で、その名の通り Node.jsのバージョン管理マネージャーです。
Node.jsのバージョンを簡単に切り替えられるツールになります。
MacOSの場合、Homebrew経由でインスコするのは推奨されておりません。公式のガイド通り curl を使ってnvmをダウンロードしていきましょう。
Homebrew installation is not supported. If you have issues with homebrew-installed nvm, please brew uninstall it, and install it using the instructions below, before filing an issue.
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.1/install.sh | bash
source ~/.zshrc
nvm -v
# 0.40.1 とかでたらOK
基本これで問題なくいけると思われますが、詰まった方は以下をご覧くださいませ。
Cloud Run functions での Node.js バージョン最適解
さて、nvmをダウンロードしたところでどのバージョンのNode.jsをインスコするかですが、以下のサイトを確認しましょう。
Node.jsのLTSである v22 のランタイムが 2024/12/4 日現在まだプレビュー版になっております。
Node.js v20 でも問題ない?という話ですが、以下のドキュメントを見ると Node.js v20 のランタイムが非推奨になる予定日が 2026-04-30 と結構先になっており、しばらくは問題なさそうです。
ということで Node.js v20 のランタイムを利用しましょう。
nvm上で Node.js v20 をダウンロードします。
nvm ls-remote
# v20.18.1 (Latest LTS: Iron) <- これを使う
nvm install v20.18.1
node -v
# v20.18.1
これにて Node.js環境の設定は終了です。
次回はTypeScriptの環境構築について説明します。