1. はじめに
5/18-20にオンライン開催された Google I/O '21のキーノートで発表された Flutter に関する内容をざっくり簡単にまとめています。
2. Developer Keynote
Flutterに関する発表は30分あたりから
より多くのデバイスに Flutter を
- トヨタ、Canonical、ソニー、Samsung、マイクロソフトなどが Flutter にコントリビューション
- トヨタは車載HMI で Flutter
- Canonical は Ubuntu desktop で Flutter
- Samsung は [Tizen](Flutter を使えるようにしている) で Flutter
- ソニーは Embedded Linux で Flutter
- マイクロソフトは Surface で Flutter
より多くのモバイルアプリが Flutter 製
- Google Play ストアのうち、20万アプリ以上が Flutter製
- Bytedance は 70以上のアプリで Flutter を利用
- Google Pay アプリは Flutter に移行してコードの量が 45% 少なくなった
Flutter 2.2 リリース
- デスクトップ (Windows, Linux, macOS) がベータ版が改善してより安定版に近づいた
- パフォーマンス向上、パッケージサイズの縮小
- NullセーフティがデフォルトON
- DevToolsにメモリがどのように利用されているかの追跡機能が追加
Google API や Cloud サービスとの コネクティビティ強化
Google Pay プラグインのリリース
Material You サポート
- Google I/O '21で発表された Material You も Flutter でサポートされるとのこと
- 詳細は別途アナウンスされるらしい
Flutter Web アプリでの Firebase サービスとの連携
3. Flutter Keynote
事前収録のため、日本語字幕も選択可能です。
モバイルフレームワークからポータブルフレームワークへ拡張
Grab, BMW, WeChat などのアプリ powered by Flutter
Flutter 製 Google アプリのテストコードを Flutter の開発に利用
Dart 2.13 の型エイリアス
Nullセーフティ
- すでに80%以上のパッケージが移行済
Flutter for Web の改善
FlutterFlow
- ノーコードで Flutter UI を作るためのWebサービスの正式リリース
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https://flutterflow.io/
マイクロソフト UWP サポート
Platform Adaptive 対応 (複数プラットフォームの画面サイズ対応)
- 別セッションを聞いてね!で終了
Google Mobile Ads SDK 対応
Dockerイメージ for Dart
- Flutter アプリのクラウドを利用したデプロイ用に、イメージサイズを最小化した Flutter (Dart) 用の Docker イメージがリリース
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google/dart