今回もご依頼を頂きまして、LTEモジュールを使用したシステムの開発をしています。
SARA-R410Mというモジュールを使用しているのですが、なかなか日本で開発を行っている記事が
少ないので、海外サイトを参考にしたり、メーカー(海外)とやり取りをしてなんとか開発している
状況です。
多くの人には参考にならないかもしれませんが、ニッチなニーズに向けて発信です!!
LTE通信を使用して何か開発をしたい方はお気軽にご相談下さい!
この記事では、yahooのWebサイトの情報取得方法を記載したいと思います。
ハードウェア
1、SARA-R410M LTEモジュールピッチ変換基板
https://www.switch-science.com/products/6200?_pos=1&_sid=24717502e&_ss=r
2、NTB0104 レベルシフタ ピッチ変換済みモジュール
https://www.switch-science.com/products/2351?variant=42381923713222
3、FT-232RQ USBシリアル変換モジュール
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-11007/
※基板上にあるディップSWは、どちらもONにします。
回路図
使用方法
今回はArduinoIDEのシリアルポート通信を使用して、SARA-R410MにATコマンドを送ってみたいと思います。
//MNOをドコモ(20)に設定します
AT+UMNOPROF=20
>OK
//パラメータ保存
AT+CFUN=15
>OK
//モジュールをネットワークから登録解除する
AT+COPS=2
>OK
//APNの設定
AT+CGDCONT=1,"IP","APN名"
>OK
AT+UAUTHREQ=1,1,"ユーザー名","パスワード"
>OK
//自動設定
AT+COPS=0
>OK
//IPを取得できたか確認
AT+CGDCONT?
> +CGDCONT: 1,"IP","APN名","100.115.***.***",0,0,0,0
//名前解決できるか確認
AT+UDNSRN=0,"www.google.com"
> +UDNSRN: "142.250.206.196"
//HTTPプロファイルの設定
AT+UHTTP=0
>OK
AT+UHTTP=0,1,"yahoo.co.jp"
>OK
//ポートを80に設定
AT+UHTTP=0,5,80
>OK
//接続して情報をget.ffsに保存
AT+UHTTPC=0,1,"/","get.ffs"
> +UUHTTPCR: 0,1,1
//保存したファイルの中身確認
AT+URDFILE="get.ffs"
今回はとても簡単な使用方法を説明しましたが、このモジュールを使用すればIoT製品のデータを
LTEを使用してクラウドに送信したり、
写真データもクラウドに送信して、クラウド上で画像解析をして、モジュールに対して何らかのアクションを
するよう指示を出すこともできます!
色んなことができそうですね!!
何か開発依頼などございましたら、お気軽にご相談下さい。