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Sigfox通信の開発ボード(防水用ボード)を自作して、販売してみた

Last updated at Posted at 2022-07-20

はじめに

今回はSigfox通信の開発ボードを自作したので、それを販売してみました。
この開発ボードのいいところは、防水ケースに入れれるというところです。
屋外用途にはピッタリです。
IMG20220714213813.jpg
https://jp.mercari.com/item/m61849771986
↑購入先(メルカリ)

 
 

よく一般向けに販売されているのは、以下の開発ボードです。
スクリーンショット 2022-07-20 23.08.27.png
https://www.kccs.co.jp/sigfox/solution/product/devkit32/
https://qiita.com/Kurogara/items/5b04dbe802a9f3fb964e

 

この開発ボードもいいのですが、アンテナが大きく、
筐体(ケース)内に収納することが出来ません。
よって筐体の外に出す形になるのですが防水アンテナではないため、
室内での使用しか出来ません。

しかし!!!

Sigfoxは、室内の通信は苦手です。電波が入りにくいです。
屋外の環境に適しています。

よって今回屋外向けに開発したのが私の開発ボードになります!!

↓購入先(メルカリ)
https://jp.mercari.com/item/m61849771986
IMG20220714213813.jpg

製品概要

本開発ボードは、Sigfox通信モジュールの「SFM11R3000」とアンテナ「STDANTEMD-008」を組み合わせたものとなっております。
DIP化(2.54mmピッチ)されているため、すぐに開発・検証が可能です。
Sigfox通信モジュール「SFM11R3000」の詳細は、SEONG JI INDUSTRIAL社のデータシートをご参照ください。
アンテナ「STDANTEMD-008」の詳細は、三省電機株式会社のデータシートをご参照ください。

注意事項

・本製品は、別途通信契約が必要となります。「Sigfox Buy」よりご契約ください。
なお、本製品は日本国内でのみ使用でき、海外では使用できません。
・Sigfoxのサービスエリア外では、通信することができません。また、Sigfoxのサービスエリア内でも屋内では通信できないことがあります。サービスエリアはSigfoxのCoverageページでご確認ください。

外形図

image.png

ピンアサイン

image.png

回路図

image.png

コマンドリスト

代表的なコマンドを以下に記載します。
コマンドの詳細はSEONG JI INDUSTRIAL社のデータシートをご参照ください。
image.png

実際に使ってみた

それでは早速実際に使ってみましょう!!
今回は、Arduino UNOを使用して通信テストをしてみます。

1、配線してみる

以下の図のように配線してください。
スクリーンショット 2022-07-14 23.06.02.png

2、プログラムのインストール

ArduinoUNOに以下のプログラムをインストールします。

#include <SoftwareSerial.h>
SoftwareSerial mySerial(10, 11); // RX, TX

void setup() {
  // Open serial communications and wait for port to open:
  Serial.begin(9600);
  while (!Serial) {
    ; // wait for serial port to connect. Needed for native USB port only
  }

  // set the data rate for the SoftwareSerial port
  mySerial.begin(9600);
  Serial.println("Connect to the Sigfox Breakout board...");
  Serial.println("AT$I=10 : get Device ID");
  Serial.println("AT$I=11 : get PAC");
  Serial.println("AT$T? : get Temperature");
  Serial.println("AT$V? : get Voltages");
  Serial.println("AT$SF=[payload] : SEND SIGFOX MESSAGE");
  Serial.print("Device ID : ");
  mySerial.print("AT$I=10\r");
}

void loop() { // run over and over
  if (mySerial.available()) {
    Serial.write(mySerial.read());
  }
  if (Serial.available()) {
    mySerial.write(Serial.read());
  }
}

3、シリアルモニタより送信

シリアルモニタに「AT$SF=1234」の文字を入力し、送信ボタンをクリック。
スクリーンショット 2022-07-20 23.16.22.png

4、Sigfoxクラウドで送信データ確認

SigfoxクラウドのMESSAGESのデータで「1234」が確認できれば成功です!!
(なお事前に別途通信契約が必要となります。「Sigfox Buy」よりご契約ください。)
スクリーンショット 2022-07-20 23.34.42.png

メルカリで販売していますので、購入してみてください〜

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