こんにちは。Columbia University の博士課程で AI システムを研究しているKoukyosyumeiです。
この記事では、ブラウザを使わず、ターミナル内のTUIだけを用いてJupyter Notebookを動かすことができる、h5i-dbというツールを紹介します。
概要: AI エージェントがターミナルの中で、自然にnotebookを編集・実行する
Jupyter Notebook は、選択されたセルのみを実行したり、実行結果やグラフ・画像がコードのすぐ下に表示されるなどのインタラクティブな操作が強みであり、現代のデータ分析には欠かせないツールとなっています。
しかし、Jupyter Notebook はブラウザ内で使われるツールであり、Claude CodeやCodexなどターミナルで動くAIエージェントがインタラクティブに操作することが難しいという課題があります。
これを解決するために生まれたのが、ブラウザ版と同等の操作をターミナル内で行うことができるh5i-dbです。人間のユーザーは従来のブラウザと同様に編集や実行ができますし、AI エージェントもコマンドラインツールを用いて、特定のセルの編集や実行といった作業を人間と同様に行うことができます。
コマンドラインの実行例は次の通りです。
h5i-db nb new research.ipynb --kernel python3 # ノートブックの作成
h5i-db nb view research.ipynb # ノートブックの編集
h5i-db nb watch research.ipynb # ノートブックを読む (書き込み不可)
h5i-db nb watch research.ipynb --split right # ノートブックをターミナルの右側に開く
h5i-db nb export research.ipynb --to html # htmlに出力
編集画面における、人間の主要な使い方は以下の通りです
-
aセルの追加 -
dセルの削除 -
enterセルの編集 -
eもしくはshift + enter: 実行 -
q編集画面を閉じる -
?ヘルプ画面の表示
まとめ
本記事では、人間とAIエージェントが同じJupyter Notebookをターミナル上で編集・実行できる h5i-db というツールを紹介しました。ブラウザを開かずに、セル単位の実行や結果・グラフの確認まで行えるため、データ分析をターミナル内で効率よく完結できます。是非是非、日々のデータ分析に活かしてみてください!!
