はじめに
ハウテレビジョンで、mond事業本部長をしております佐々木です。2017年7月に入社して7年半が経ちました(いつの間にか古株で、社員番号が早い方になってました…)。また、mondにジョインしたのが、2023年7月になりますので、1年半の月日が流れました。スタートアップの新規事業らしく、それはそれは激動の1年半でした…。
...いろいろお話しする前に、まずは「mondって何だ?」という説明をさせてください。mondは、フォロワーや知り合いから、安全・安心な匿名質問、応援メッセージや投げ銭を気軽に集めることができる新型質問箱サービスです。Q&Aを通じて「知見」や「知恵」をユーザーに届け、「知」が誰かの助けになったり、新しい価値観をもたらしたり、能力開花に繋がったりするような世界をグローバルに展開することを目指しています
現在、catnoseさん、kumagiさん、mattnさん、徳丸さんなど、数々のつよつよエンジニアな方々が、mondを利用して、知見を共有してくださっております。エンジニアの皆さまですと、Stack Overflowに近いプロダクトとお伝えすると、イメージが湧くかもしれません。
前置きが長くなりましたが、アドベントカレンダーという、またとない機会なので、このmondにジョインした1年半を振り返ってみることにしました。1年半で最も注力したことはなにか?と「問い」を立ててみたのですが、ズバリ!仲間集めだったかなと思います。現在は、正社員や業務委託、インターンなど含めますと、数十名の方々がmondに関わってくださるほどまで、仲間を集めることができました!1年半前は、正社員は3名、全体でも10名に満たない程度しかいませんでしたので、非常に嬉しい限りであります。今日は、仲間集めにおいて、特に意識していた2つのコトについて、お話しできればと思っております。
とにかく、自分で動く
仲間集めに関して、最も大切なことの1つだと思っていることが、とにかく自分で動くことです。一次情報に触れ続けていないと、分かることも分からなかったり、チームメンバーにお願いすることさえできません。ですので、採用に関わる業務を率先して行うことで、仲間集めを加速させました。
まず注力したのは、スカウトでの仲間集めです。一緒に働きたいと思える方々に、直接連絡ができるという「とにかく、自分で動く」と決めた僕に、非常にフィットしたシステムでした。特にエンジニアの方とお会いするには、直接連絡できるスカウトが最も効果的だということで、ほぼ毎日スカウトをしておりました。
最初は、サーチするのも、スカウトするのも不慣れでして、全然マッチすることができませんでしたが、現在では「この方はカジュアル面談に来てくれそうなプロフィールだな」「この方は転職意欲高めで、早めのジョインが叶うかもしれないな」などが分かり始めまして、マッチ率は相当高まったんじゃないかと思います。
またポジションによって、強い/弱いスカウトサービスがありますので、様々なサービスを使って、強い/弱いを見極め、集中と選択をしてまいりました。なお(いきなり宣伝で恐縮ですが)ハウテレビジョンにも、若手優秀層の採用マーケティングができるスカウトサービス「Liiga」がございますので、採用担当の方はぜひご相談いただければ幸いです。
次に注力したのが、出戻りでの仲間集めです。スタートアップは出会いと別れが常に起きる環境ですが、当社ハウテレビジョンの強みとして「出戻り」が活発に行われていることが挙げられます。「とにかく、自分で動く」と決めた僕がやったことは、過去3年間に残念ながらお別れしなければならなかった方々に連絡することでした。特にエンジニアの方は、ほぼ全員にご連絡させていただいたんじゃないかと思います(連絡できてない方がいたら、これから連絡します)。
そんな中で、ハウテレビジョンが本当にすごいなと思ったことは、連絡できた人と会えた率が、なんと100%だったことです。これはなかなか実現できないコトなんじゃないかと思います。当社で一緒に働いていた時に、一緒に良い経験をしていただいたコトが、この面談率100%に繋がってるんじゃないかと思っています。中には、Facebookで連絡しても全然返信が返ってこなかったので、LinkedInで連絡したらソッコーで返信が来て、6年ぶりに再会した方もいらっしゃいました(Facebookに入れなくなってたというオチでした…様々な手法で連絡してみるものですね)
そんなこんなで1年半、mondだけでも何名かの方が、mondに出戻りしてくださることができました。みなさんスタートアップの酸いも甘いもを知っているし、mondについても理解がある方々ですので、大活躍してくださっております。出戻りスキームを作れていることは、ハウテレビジョンのかけがいのない財産だなと、振り返って心の底から思った次第です。
そしてインターンの採用にも注力をしました。ここはもちろん、優秀な新卒学生の採用に最適な「外資就活ドットコム」の利用です。本当に優秀な多くのインターン生とお会いすることができ、mondの運営にはなくてはならない存在ですし、若い頭脳から発せられる知見は、おっさんの僕には新鮮すぎるし、日々勉強させてもらっています。この1年半で、最も刺激を受けた出会いだったかもしれません。
ということで、採用担当の方に、僕と同じ経験をしていただけたらと思いまして「外資就活ドットコム」の概要も載っけておくことにします。
その他にも、エージェントさんにお会いしたり、イベントに顔を出してみたり、ありとあらゆることに「とにかく、自分で動く」を実践しました。引き続き、とにかく動いて、仲間増やしを継続できればと考えております。
熱く語る、そして待つ
もう1つ、仲間集めに関して、大切だなと思っていることは、熱く語る、そして待つです。こちらについても、お話しできればと思っております。
僕は前職リクルートという会社にいまして、様々なところから聞く「採用8ヶ条」なるものを、無意識的にカラダに染み込まされました。全ての条文が大事なんですが、このうち3,4,5,6,7条で言っていることは「熱く語れ」ということなんだろうなと考えています。
1. 自分より優秀な奴を採用しろ
2. リクルートに入りたいヤツではなく、リクルートとして採りたいヤツを採れ
3. 熱くリクルートについて語れ
4. 本音の仕事観を語れ
5. 入社動機はドラマチックに語れ
6. 自分一人ではなく周囲を巻き込め
7. 大胆に口説け
8. 採用は営業だ
スカウトしたり、出戻りの方々に連絡したりした後は、面談のお時間を頂くことになります。お忙しい皆さんから頂いたとても貴重な時間。ですのでまず、この方はどんな方でどんなキャリアを歩んでいて今後どんなキャリアを歩みたいと思っているのか、限られたプロフィール情報から仮説を立て、全ての面談に臨むことにしました。
そして、面談でハウテレビジョンおよびmondのご案内を始める前に、必ずご案内の前に、今日XXX様が一番聞きたいと思っていることはどんなことですか?という問いを投げかけました。僕が事前に準備してきた仮説の答え合わせにもなりますし、限られた時間の中で「熱く」語る部分を特定することにも繋がります。最初は仮説の答え合わせが間違っていて、リカバリできなかったこともありましたが、最近ではほぼ想定通りの回答を頂けて、そこにフォーカスして「熱く」語ることができています。
また、「熱く」語ると言っても、パッショナブル(赤い)熱さと、ロジカル(青い)熱さがあると考えています。お話しする相手によって柔軟に使い分けたり、途中でモードをチェンジしたりすることもありました。特にエンジニアの方に、パッショナブルに話してしまうと、しらけてしまうこともあるので、話す内容や、声のトーンなど、細部まで気をつけて、面談を組み立てていきました。
もう一つ、大切だなと思ったことは、待つことです。相手の方の状況などから、すぐに採用(面接)に進めることが難しい状況があります。ここで熱く語りすぎて押しすぎると、それこそ相手がひいてしまうことがあります。
パッショナブルな熱さが先行してしまう僕は、過去たくさんの失敗をしてきました…。そういった時は、一歩立ち止まって「待つ」ということを、最近覚えました。そうすることで、面談から時間が経った後に、「実はタイミングが来たので、選考を受けたくて」という連絡をもらえるようになりました。
実際にそれが功を奏して、現在仲間になってくださっている方もいらっしゃいます。仲間集めには「熱く語る」ことに加えて「そして、待つ」ということは、この1年半での大きな学びだったなと思っています。
まとめ
ということで、とにかく、自分で動く / 熱く語る、そして待つの2つを実践した結果として、非常に多くの学びを得ながら、仲間集めも進んでこれたのかなと思っています。mondは、仲間集めのおかげで、今後も大きくグロースしていく予定でして、引き続き、様々なポジションで募集をしております。
すぐの転職でなくても、全然問題ありません。応募意志はなくても、転職するか決まっていなくても大歓迎!です。その昔は、Liigaでエージェント業もやっておりましたので、キャリアについてのお話も、できるかと思います。もし少しでも、ハウテレビジョンそしてmondの話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら、以下の日程調整から、お好きなお時間を選択いただけると大変嬉しいです!