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AWS(Route53, Lightsail)とCloudflare(SSL証明書, CDN)でブログサイト開発してみた。

Last updated at Posted at 2023-05-25

はじめに

AWSとCloudflareのマルチクラウド構成でブログサイト(https://koseizakio.link/ )を開発した。主に画像の表示速度の改善を目的としている。AWSのCloudFront(CDNサービス)は、設定が面倒なのとコストが高いのでもう少しいいのないか探していたらCloudflareに出会った。

当初のブログ構成予定

当初は、AWSだけで構成を組む予定だったが、EC2の構築リスクや予算軽減、CDNのミスなどによるスキル不足により、AWSのみの構築を断念した。

AWSサンプル-当初の予定.drawio.png

基本構成

AWS
|- Route53 DNS
|- Lightsail オリジンサーバー(WordPress)

Cloudflare
|- SSL証明書
|- CDN

AWSサンプル-完成した構成図.drawio.png

LightsailでWordPress導入する

Amazon Lightsail は、数クリックでウェブアプリケーションやウェブサイトを立ち上げられる、使いやすいクラウドリソースを提供します。Lightsail は、インスタンス、コンテナ、データベース、ストレージなどの簡素化されたサービスを提供します。Lightsail では、WordPress、Prestashop、LAMP などの事前に設定されたブループリントを使用して、ウェブサイトやアプリケーションを簡単に立ち上げることができます。

下記のURLのドキュメントに従ってLightsailの導入を行いました。

Lightsailは、CDNのサービスに課金したくないので廃止しました。

スクリーンショット 2023-05-26 14.36.24.png

Route 53のDNS情報を変更する

AWS Route 53のNSレコード(ネームサーバー)をCloudflare側で提供するNSレコードに変更します。
ネームサーバー変更から反映されるのに最大24時間かかります。

スクリーンショット 2023-05-25 0.10.11.png

Aレコードは、Lightsail(Wordpress)の静的パブリックIPアドレス記入。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3635353336342f31623536336334392d306538652d323065332d613531312d3463353639393734376166632e706e67.png

NSレコード変更時に参考にしたURL

基本料金

AWS Route53

.linkの年間料金(5ドル/年)
.linkの月額レジストラ料金(0.5ドル/月)

AWS lightsail

・Webサーバー月額料金(5ドル/月)

スクリーンショット 2023-05-25 0.19.10.png

Cloudflare

・SSL証明書(Let's Encrypt)※ 無料
・3ヶ月ごとに有効期限自動更新

スクリーンショット 2023-05-25 20.16.42.png

・CDN(Freeプラン)※ 無料

スクリーンショット 2023-05-25 0.21.19.png

Cloudflare導入後

GT metrixのスコア

スクリーンショット 2023-06-18 18.20.37.png

GoogleのPageSpeed Insightsでパフォーマンスレポートを実行した結果

※ Google Analytics 4を導入するとパフォーマンスが10点低下する。

スクリーンショット 2023-05-25 20.29.16.png

Webトラフィック

スクリーンショット 2023-05-25 20.33.27.png

国別の Web トラフィック リクエスト

スクリーンショット 2023-05-25 20.34.37.png

最後に

自分で購入したドメインのDNS情報にCloudflareが提供するNSレコードを書き換えるだけで、CloudflareのCDN、セキュリティサービスをFreeプランから利用できるのは大きい。反映されるのに最大24時間かかるのが良くない点だと思う。Web制作会社さんにおすすめのクラウドサービスと言える。

※DNS例)AWS Route53、AzureDNS、GoogleCloudDNS、ムームードメイン、XServer、お名前.comなど

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