##目次
- はじめに
- 実装方法
- まとめ
##はじめに
今回は、Konyに標準搭載されているdeeplinkの機能を使って、
QRコードを読み取って特定のアプリを起動するための方法をご紹介します。
利用者がたくさんのアプリから該当アプリを探して開く手間を省くために、
deeplinkの機能はよく利用されます。
Konyでは簡単に実装ができるので、是非活用してみてくださいね
##実装方法
###①アプリを準備
deeplinkで開きたいアプリをKonyで作成します。
今回は、こちら(Camera Widgetを使って画像取り込みアプリを作ってみた)で作成した
Imaga Uploaderのアプリを使って説明していきます。
###②deeplinkのURLを指定
アプリが完成したら、
KonyのProject Settingsを開き、Native->iPhone/iPad/Watchを開きます。
下の方をスクロールすると、「deeplink URL Scheme」が現れますので、
こちらにアプリのリンク名を指定します。
今回は、サンプルとして「imageuploader」と設定をしました。
これでKony Visualizerでの設定は完了です!
ここまで完了したら、アプリのBuildを行います。
Product->Run as->Emulator名->Nativeを選択すると、アプリのBuildができます。
Buildがうまく行かない場合は、
詳しいBuild方法を別記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
Kony Mobility PlatformでのアプリBuild実行手順
###③Xcodeでの設定
Buildが完了しましたら、Xcodeを開きます。
XcodeのInfoタブを開いたら、「URL Type」にKony Visualizerで指定した
deeplinkが反映されているかどうかチェックしてください。
URL SchemesにVisualizerで指定した「imageuploader」が反映されていますね!
上記のようになっていれば、OKです!
アプリを作成し実機にインストールをしてください。
###④リンクの作成
最後にアプリを開くためのリンクを作成します。
deeplinkを「imageuploader」と指定したので、
以下のようなURLリンクを作成すればアプリが開くようになります。
サンプル: imageuploader://
今回はこちらのリンクを元にQRコードを作成します。
同様にQRでアプリを開くようにしたい場合は、無料でQRコードを作成できるサイトがありますので
そちらをご利用ください。
では、アプリとアプリを起動するためのリンクが作成できましたので、
実際の動作をチェックしてみましょう!
— Kony (@Kony12763790) September 25, 2020
QRコードをiPhoneのカメラで読み取ると、
ポップアップが表示され「(アプリ名)で開く」をタップすると
Image Uploaderアプリを開くことができました!
今回はアプリのリンクのみの指定でしたが、
リンクの末尾にパラメータを指定することにより、
遷移先のフォーム等を指定することができますので、次回その方法について説明したいと思います
##まとめ
今回はKoyのdeeplinkの機能を使って、
URLリンクからアプリにジャンプさせる方法をご説明しました。
次回、リンクから取ってきた値によってアプリの遷移先を変える方法もご紹介しますので、
是非そちらも参考にしてみてくださいね!
##参考
https://docs.kony.com/konyonpremises/Subsystems/Studio_User_Guide/Default.htm#Deeplink_Function.htm