目次
- はじめに
- サービス概要
- 主な機能
- なぜKony Mobility Platformか
- まとめ
はじめに
開発の説明に入る前に、
Kony Mobility Platformでどのようなことができるか簡単に説明したいと思います!
これから使ってみたい人や、
興味がある人は是非参考にしてみてくださいね
サービス概要
Kony Mobility Platform は、
マルチデバイスに対応可能なアプリケーション開発プラットフォームです。
1つのソースでiOS、Android、Windowsなど
異なるデバイス向けのネイティブアプリやWebアプリを生成することができます。
主な機能
Kony Mobility Platformは、
主にQuantum FabricとQuantum Visualizerの2つのツールを提供しています。
<補足>
Kony Mobility Platformは、現在Quantumという製品名となっています。
Visualizer(フロント開発ツール)
画面の作成やロジックの作成など行う際は、
Visualizerアプリを利用します。
Visualizerでは、直感的に操作ができるため
開発経験のない非エンジニアの人でも簡単に画面作成が可能です✨
(私自身も使い始めてから3日ほどで簡単な画面作成をすることができました。)
またよくアプリに利用されるサイドメニューやログイン機能などは、
既にコンポーネントとして提供されており、
これらを使い回すことによって効率的な開発が可能になります。
Fabric(バックエンド開発ツール)
API作成などバックエンドの開発は、
Temenos Fabricを利用します。
Fabricでは様々なサービスタイプに対応しており、
自社で作成したAPIや外部のAPIなどの呼び出しが可能です。
その他にも、
下記のようなアプリ開発に必要な機能が搭載されています。
Engagement Service
プッシュ通知、電子メール、SMS等
さまざまなプラットフォーム(iPhone、Android、Windowsなど)に通知を送信できる機能です。
ダッシュボードで、ユーザーの地域や利用頻度なども確認することが可能です。
(引用:App Services Console User Guide)
Jobs
特定の処理を、定期的(毎月、週一など)に自動実行する設定が可能です。
(引用:App Services Console User Guide)
Report
アプリの利用状況などを詳細に確認することができるツール。
デバイスごとの利用状況やアクティブユーザーの増加率などの情報が確認できます。
Monitoring
サーバーのパフォーマンスに関する監視機能です。
サービスごとの呼び出し数、パフォーマンス(呼び出しの合計時間)、
エラー率(サービスごとのエラー数)を確認することができます。
(引用:App Services Console User Guide)
Log
ログを蓄積、ダウンロードできる機能(ログの保存期間は2週間)
(引用:App Services Console User Guide)
なぜKony Mobility Platformか
近年では簡単な操作でアプリ開発が可能なプラットフォームが存在しますが、
Kony Mobility Platformの開発プラットフォームには、下記3点に強みがあります。
・マルチデバイス・OS対応
ワンソースコード(=javascript)で、複数のOSで動作するアプリを開発することができるため、
効率的、スピーディにアプリ開発を行うことができます。
カスタマイズ性
プロジェクトでよく利用する機能は、
コンポーネント化といってその機能を丸ごと部品化することが可能です。
コンポーネント化したものは、
他プロジェクトにも横展開が可能で、
色の変更等プロジェクトに応じたカスタマイズが容易に可能です。
また、年に2回ほど大幅なアップデート版をリリースしており、
AR(拡張現実)機能や音声SMSの機能搭載など
最新の技術にも対応できるよう定期的にアップデートをしています。
時代の変化に合わせて機能の拡張を定期的に行っているため、
ワンツールで作りたいサービスを実現することが可能です。
最新のリリース情報: https://basecamp.temenos.com/s/whats-new
保守が楽
OSがバージョンアップする度に、バージョンアップ対応が必要ですが、
Kony Mobility Platformでは30日以内にバージョンアップ対応版が無償提供されます。
開発コストをカットしながら、バージョンアップ対応をスピーディに行うことができます。
(引用:https://www.softbank.jp/biz/services/ux/kony/)
まとめ
本日のまとめです。
・Kony Mobility Platformは、マルチデバイスに対応可能なアプリケーション開発プラットフォーム
・フロントエンド開発は、Visualizerで行う
・バックエンド開発は、Fabricで行う
・Kony Mobility Platformの強みは、マルチデバイス対応、カスタマイズ性、保守性。
次の記事
次回からは、早速環境設定に移っていきましょう!
▶︎Quantum Visualizerの環境設定
記事一覧:
https://qiita.com/Kony_Team/private/4c922fa016ce95c58406
最後に一言
より読みやすい記事にしていきたいので、
「ここがわからなかった!」
「ここがもっと知りたい」
など、コメントいただけると嬉しいです!
参考