この記事はUnity Advent Calendar 2024 12/3の記事です
この記事について
この記事では最近公開されたUnity6のVFXGraphがWebビルド対応をしたとのことで、VFXGraphのサンプルエフェクトをWebビルドすることを目的としています
先に伝えると、ProjectSettingの「webGLEnableWebGPU」の設定でほとんどの方が躓くと思うので、もしVFXGraphsをWebビルドで出力する予定がある方は確認をおすすめします
VFXGraphとは
Visual Effect Graph(VFX Graph)はノードベースのビジュアルエフェクトエディターです。 旧来のパーティクルエディタである Particle System と使用すべき用途は似ていますが、大きな違いはシミュレーションにGPUを使っており、大量のパーティクルの複雑な処理を高速で行うことができます。
手順
1)プロジェクト作成
プロジェクト作成後の画面はこのような形
2)VFXGraphのインストール
VFXGraphをPackageManagerから取得します
PackageManagerからUnityRegistryを選んで「Visual Effect Graph」をインストール
3)VFXGraphのサンプルの配置
VFXGraphをAssetsウィンドウ上で右クリックから作成
Hierarchyに作成したVFXGraphを配置して実行確認
少し背景のカメラ設定を触っていますが、こちらのようなエフェクトが表示されるはずです
4)webビルド
WebGPUProjectSettingsフォルダ以下にあるProjectSetting.Assetファイルをエディタで開いて、「webGLEnableWebGPU」の項目を「1」に設定し、Experimentalの設定を使えるようにします
Experimentalについてはこちらをご確認ください
ProjectSettingからGraphicsAPIをWebGPUに設定
6)webビルド結果
無事VFXGraphのエフェクトが表示されました
まとめ
Unity6のVFXGraphをWebで表示させることが出来ました
「webGLEnableWebGPU」の項目以外では特に躓くことはないと思います
今月もUnity1Weekがあるので、ぜひVFXGraphを用いてイケイケなエフェクトで自分のゲームを装飾していってください!