はじめに
既に夏は終わりの時期ですが、秋葉原で買ってきた100円のPCファン、3Dプリンター、自作基板を使って卓上扇風機を作りました。
ちなみに基板はJLCPCBで4層基板、5枚で700円でした。
JLCPCBのサイトはこちら!
https://jlcpcb.com/
JLCPCBは新規ユーザー向けに54ドルのクーポンを配っており、安く基板を作れます!
https://jlcpcb.com/JPV
今回作ったもの
秋葉原のジャンクを漁って適当に買ってきた92mmのPCファンを
Thingverseとかの3Dプリンター用のSTLデータ配布サイトで拾ってきた適当な土台に取り付ける。
「92mm PCfan」等で検索するとそれっぽいモデルがたくさん見つかるのでお好きな物をどうぞ。
このPCファンは詳細は分からないが、どうやら12Vが定格の様なのでそれにあった電源基板を作成した。
電源回路についてはスイッチング電源回路設計の知見が無かったため、Texas Instrumentsの
WEBENCH® POWER DESIGNER
を使用した。
TIのPOWER DESIGNERはInputとoutputの電圧はどうするか、電流はどのくらい流すのかなど条件を入力するとTIの電源管理ICを使ったデザインのテンプレートが出てくる。便利だね!
今回は提案されたICの中から入手性が良さそうな物を適当に選択した。
(フライバックコンバータIC UCC28631DRを使用したAC100V input ⇒ DC12V 1.5Aの回路を使用)
そんな感じで適当に基板も設計してJLCPCBに製造をお願いした。
完成品はこちら↓
JLCPCBは何故か製造費がクソ安いので今回も無駄に4層基板+ステンシルで注文。
こんな感じで完成したPCBが上がって来た
実装後↓
見てわかる通り、トランスのフットプリントの寸法を間違えたのでトランスをひっくり返して銅線で無理やり結線している
ただ、このままだと定格でブン回してるからクソうるさいです
最後に
今回作ってみた電源は12V固定で、常にファンが全力で回り続けた為
ファンの土台は風圧で勝手に動くしかなりうるさいので使い勝手が悪いです。
PCファンはDCモーターなので、適当に電圧制御出来るような基板を追加で作成する事でいい感じ出来そう?
JLCPCBへの注文の仕方や、KiCad6での製造データ作成方法は他の記事に書いているので参考にしてみて下さい。
JLCPCBで基板を作ろう[KiCad6編]
JLCPCBで4層基板を作った
JLCPCBは新規ユーザー向けに54ドルのクーポンを配っているので是非JLCPCBで基板を作ってみよう!
https://jlcpcb.com/JPV