はじめに
本田技研工業では車に搭載されたAndroid Automotive OS(以下AAOS)上で動くアプリや、Car PlayやAndroid Autoなど車のディスプレイに投影して動かすアプリ、車やバイクと接続して使用するコンパニオンアプリなどを開発しています。
今回DroidKaigi 2024に初めてスポンサー協賛しました。
実際に来場された方にAndroid Autoやコンパニオンアプリを体験頂きたかったので、車とバイクと一緒に展示しました。
車両と一緒に展示したプロダクトはこちらです。
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Android Autoに対応しているRoadPeformance
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バイクに接続して利用するコンパニオンアプリRoadSync
AAOSクイズ
ブースでは自動車メーカーならではということで、Androd Automotive OSの間違え探しと題してクイズを出題しました。
Q1 : 推奨されないUI構成はどこでしょう?
AAOSは運転中に使用するということもあり、モバイル向けとは異なる観点のビジュアルの原則あります。
車の画面用にデザインされたコンテンツは、判読可能でひと目で認識できること、一貫した UI と大きなタップ ターゲットを備えており、ドライバーがあらゆる視聴状況で識別できることが必要です。
正解は以下になります。
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テキストの長さ
- ローマ字を使用したテキスト項目は、句読点とスペースを含めて 120 文字以内にする必要があります。(注: 上記の文は半角 101 文字(全角 51 文字)です)。日本語のテキスト項目は、ローマ字、かな、漢字を合わせて合計 31 文字以内にする必要があります。
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ボタンの大きさ
- タップ ターゲットは、Android Automotive のガイドラインに沿って、サイズが 76 x 76 dp 以上にする必要があります。特殊なケースでは、車両の上下左右の振動により適切に対応できるよう、幅を少し犠牲にして(全体面積を同じに保ちながら)高さを犠牲にすることもできます。
ビジュアルの原則について
Q2 : 車両と連携するアプリが取得できないDataはどれでしょう?
AAOS上で動かすアプリは車両から情報を取得できるように設計されており、可視化したり、計算に利用したりしています。
正解は以下になります。
- 15 : HVAC_DRINK_TEMP
- ドリンクホルダーにはセンサーがないため、現時点では取得できない項目になります。もしセンサーがあると一定の温度を保てたり、温め直したりできそうですね。
終わりに
今回のDroidKaigi 2024のスポンサー協賛をきっかけに多くの方にコンパニオンアプリやAAOS、Android Autoのことを知っていただけました。
今後も積極的に発信していきたいと思っています!