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Qiitaイベント「国内AIモデル推論プラットフォーム『ai& Inference』を使ってみよう」に参加したところ、noreply@aiand.comから「GLM-5.2 now available」と題するメールが届いた。どうやら、智谱AIのGLM-5.2が使えるみたいなので、「パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか」と尋ねてみることにした。Google Colaboratoryだと、こんな感じ。

!pip install openai
msg=[{"role":"user","content":[{"type":"text","text":"パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか"}]}]
from openai import OpenAI
client=OpenAI(base_url="https://api.aiand.com/v1",api_key="sk-your-api-key")
response=client.chat.completions.create(model="zai-org/glm-5.2",messages=msg)
print(response.choices[0].message.content)

実行してみたところ、私(安岡孝一)の手元では以下の結果が出力された。

パソコン(やスマートフォン)のキーボードの並び方が「ABC順」や「五十音順」ではないのには、**「昔のタイプライター(タイプライター)の機械的な限界」**という歴史的な理由があります。

現在のキーボードの並び方は、アルファベットの上段の左から6文字をとって**「QWERTY(クワーティ)配列」**と呼ばれています。なぜこの並びになったのか、その理由を分かりやすく解説します。

1. タイプライターの「棒がつかえる」問題

19世紀後半、初期のタイプライターは、キーを押すと紙の上にインクを押し付ける「ハンマー(活字棒)」が動く仕組みでした。

初期の頃はアルファベット順(ABC順)に並んでいたのですが、これには致命的な欠点がありました。タイピングが速すぎると、隣り合った文字のハンマー同士がぶつかって「つかえて」しまい、文字がうまく打てなくなったのです。

2. よく使う文字を「離して」配置した

この「つかえ」を解消するために、クリストファー・レーサム・ショールズという人が考え出したのがQWERTY配列です。
彼は、**「よく一緒に使われる文字(例えばTHやERなど)を、物理的に遠くに離して配置する」**という工夫をしました。

よく「タイピングを遅くするためにバラバラにした」と誤解されがちですが、そうではありません。**「つかえを防いで、結果的にスムーズに速く打てるようにする」**のが目的でした。

3. 電信オペレーターの使いやすさ

もう一つの理由として、当時モールス信号を解読してタイプライターで打ち込む「電信オペレーター」の意見が取り入れられたと言われています。
モールス信号はアルファベット順に対応しているわけではないため、ABC順の配置だとオペレーターにとってかえって探しにくく、作業効率が落ちてしまうという事情もありました。


なぜパソコンになってもそのままだったのか?

「つかえ」は機械式タイプライター特有の問題なので、物理的なハンマーがないパソコンでは、ABC順に戻しても全く問題ありません。実際、考案された別の配列(Dvorak配列など)もあります。

しかし、QWERTY配列が変わらなかったのには以下の理由があります。

  • みんなが慣れてしまった: タイプライターでQWERTY配列を覚えた人たちが社会にあふれていたため、いきなり配列を変えると大混乱が起きる懸念がありました。
  • 学習コスト(サンクコスト): 「すでに世界中の人がQWERTY配列でタイピングを覚えてしまっている」という現状を変えるには、あまりにもコストがかさむため、そのまま定着してしまいました(これを経済学で「ロックイン効果」や「履歴依存性」と呼びます)。

日本のキーボードはなぜ五十音順ではない?

日本のパソコンで五十音順ではない理由は、「ローマ字入力」が主流だからです。
キー自体はアルファベットの「QWERTY配列」であるため、それに割り当てられるひらがなも、ローマ字の読みに合わせた配置(あ=A、か=K、さ=S…)になり、五十音順にはなりません。

※ちなみに、日本のキーボードにはアルファベットの横にひらがなが小さく書かれていますが、これも五十音順ではなく「JIS配列」という、ローマ字入力とかな入力の両方ができるように工夫された独自の配置になっています。

まとめ

キーボードがABC順・五十音順ではないのは、**「昔のタイプライターが壊れないように、よく使う文字同士を離して配置したから」**であり、その配列に人類が慣れきってしまったため、今も使い続けられているからです。いわば、19世紀の機械の都合が、21世紀の最先端のパソコンにも受け継がれていると言えます。

五十音順でない理由が「「ローマ字入力」が主流だから」というのは、論理的に破綻している。ABC順でない理由についても、ガセネタに騙されていて痛々しい。『キー配列の規格制定史 日本編 ― JISキー配列の制定に至るまで』も『QWERTY配列再考』も、GLM-5.2は読んでいないということだろう。この回答で2226トークンなので、1円に満たないのだが、さて、安いのか高いのか。

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