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Moonshot AIのKimi-K2.6を試してみたいと思いつつも、1兆パラメータの巨大モデルを動かす環境が手元にない。そうしていたところ、「国内AIモデル推論プラットフォーム『ai& Inference』を使ってみよう」というイベントが、Qiitaページに現れた。どうやらmoonshotai/kimi-k2.6をサポートしているようなので、2024年5月11日の記事を横目に「パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか」と尋ねてみることにした。Google Colaboratoryだと、こんな感じ。

!pip install openai
msg=[{"role":"user","content":[{"type":"text","text":"パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか"}]}]
from openai import OpenAI
client=OpenAI(base_url="https://api.aiand.com/v1",api_key="sk-your-api-key")
response=client.chat.completions.create(model="moonshotai/kimi-k2.6",messages=msg)
print(response.choices[0].message.content)

実行してみたところ、私(安岡孝一)の手元では以下の結果が出力された。

一言で言えば、**「タイプライターの機械的な制約が元で、今は『みんなが覚えた配列』という慣例の力で固定されている」**からです。

具体的に、英語のQWERTY(クワーティ)配列と日本語のJIS配列のそれぞれについて説明します。


1. なぜABC順ではないのか?(QWERTY配列の歴史)

パソコンのキーボードは、19世紀に生まれたタイプライターの配列をそのまま引き継いでいます。

タイプライター時代の「物理的な制約」

当時のタイプライターは、キーを押すとタイプバーという金属の棒が飛び出して紙に活字を打ち付ける仕組みでした。

もし「ABC順」や「頻出する文字」を近くに置いて高速で打ち続けると、隣同士のタイプバーが空中で絡まり衝突して**紙がジャム(詰まり)**しまくりました。

そこで開発者(クリストファー・ショールズ)は、よく続けて使う文字をキー盤の両端や、違う手の担当エリアに離して配置することで、連続して打つ時のタイプバーの干渉を防ぎました。これが現在のQWERTY配列の直接的な理由です。

※「わざと打ちにくくして遅くするため」という言い方もよくされますが、正確には**「機械の故障を防ぐため、連続入力が起きにくいようにした」**というのが正しいとされています。

ABC順が非効率な別の理由

たとえ機械的制約がなくても、ABC順はタイピングに向いていません。ABC順では「A・B・C・D…」と同じ指で連続して打つ箇所が多くなるため、指の移動距離が長くなり、疲労も激しくなります。

現代のキーボードでは、よく使うキーを**ホームポジション(ASDFとJKL;の列)**に近づけることが効率の鉄則です。QWERTYも完璧ではありませんが、ABC順よりはこの点でマシな設計になっています。


2. なぜ五十音順ではないのか?(日本語キーボードの場合)

日本のパソコンキーボードも、英語のQWERTYをベースに作られていますが、ここにも理由があります。

理由①:ローマ字入力が主流だから

現代の日本語入力は、キーボードで「あいうえお」の順を探して打つ「かな入力」よりも、**「k-a-n-o-j-o」(彼女)のようにアルファベットで読みを入力して変換する「ローマ字入力」**が圧倒的に多いです。なので、キーボードが五十音順である必要性自体が乏しいのです。

理由②:仮に五十音順にしても非効率

五十音順は言語学的な分類(あ行・か行・さ行…)であり、**「どの文字がどれだけ出てくるか」**という使用頻度を無視しています。

例えば「あ」「い」「う」「え」「お」は日本語で最も頻出する文字です。これらが横一列に並んでいると、左手だけで連続して打つ回数が激増し、かえって遅くなります。現代のかな入力(JIS仮名配列)も、使用頻度を考慮して五十音順にはしていません。


3. じゃあ、なぜ今も変わらないのか?

確かに人間工学で最適化された配列(例:Dvorak配列や、日本語の新JIS配列など)は存在します。にもかかわらずQWERTYから変わらないのは、**「パス依存性」**という経済的・社会的な理由が大きいです。

  1. 習熟コスト:世界中の人が数十年かけてQWERTYを覚えてきた。変えると再学習に莫大な時間がかかる。
  2. 互換性:キーボードを共有する職場や学校、ソフトウェアのショートカットキー(Ctrl+C/Vなど)がQWERTY前提で設計されている。
  3. 生産ライン:キーボードメーカーや部品供給のガラス床的なものができてしまっている。

まとめ

  • ABC順でない理由:タイプライターの活字の干渉を防ぐため。あと単純に同じ指で連打が多くて疲れる。
  • 五十音順でない理由:ローマ字入力が主流であり、五十音順は使用頻度を無視した非効率な配置だから。
  • 今も変わらない理由:「最初に染み付いた標準」は、個人の最適解よりも「みんなの共通言語」としての価値が大きいからです。

要するに、キーボード配列は「最高の設計」ではなく、**「歴史と人々の習慣が選んだ標準」**なのです。

五十音順でない理由が「ローマ字入力が主流」というのは、論理的に破綻している。ABC順でない理由についても、ガセネタに騙されていて痛々しい。『キー配列の規格制定史 日本編 ― JISキー配列の制定に至るまで』も『QWERTY配列再考』も、Kimi-K2.6は読んでいないということだろう。この回答で2600トークンなので、1円に満たないのだが、さて、安いのか高いのか。

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