QualiArts Advent Calendar 2021、3日目の記事です。
QualiArtsで開発ディレクターをしている、新見です。
QualiArtsのQUBEというチームで取り組んでいる、目標ブラッシュアップ会について紹介します。
QUBEについては以下の記事でも紹介しているので、是非読んでみてください。
QUBEという取り組み
#期初目標設定面談と期末振り返り面談
QualiArtsでは半期に一度、プロジェクトマネージャーと技術評価者が同席をする目標設定面談と振り返り面談があります。
期初目標設定面談では、事前に立てた半期の目標に対して、以下のポイントを評価者とすり合わせします。
- プロジェクトの目指す状態と個人目標がシンクロできているか
- ミッションサイズは適切か
- 目線が低くなっていないか
期末振り返り面談では、期初に立てた目標に対して、実際にどのような成果を出せたのか自己評価をつけ、振り返ります。
#目標ブラッシュアップ会の実施と目的
QualiArtsでは一年前からエンジニア組織全体で目標ブラッシュアップ会を実施しています。
ブラッシュアップ会を実施した背景としては、以下のような状態を解決するためでした。
- 目標設定面談をする上で、事前に目標がしっかりと考えられていない。
- 自分が立てた目標に自信が持てない。
- 事前に壁打ちをする時間が確保できない。
半期の評価につながる目標になるので、そういった状態は解決するべきだと考えブラッシュアップ会の実施に至りました。
また、ブラッシュアップ会の目的を、以下の2点に絞って実施することにしました。
- 目標の精度を高める
- チームのみんなに目標を知ってもらう
エンジニア全員が閲覧することのできる目標集約シートを用意し、各自事前に目標を考えた上でブラッシュアップ会に臨んでもらうようにしました。
プロジェクトの各職種ごと3 ~ 6人のグループに分け、評価者がファシリテートをする形で、メンバーの目標のブラッシュアップを行ってもらいました。その際、メンバーからも目標に対して意見やアドバイスをしてもらうような形で実施しました。
#実施後のアンケート
実施後にアンケートをとりました。
回答者全員が、ポジティブな回答でしたのでどのような意見があったのかを一部紹介します。
- 他の人の目標を見る機会が少なかったのでとても参考になった。
- 先輩の目標を知る機会がなかったので、凄く参考になった。
- 多くの先輩方とすり合わせることにより、今後どのように動いていくかがより明確になった。
- 普段意識することのない、メンバーの目標を知るよい機会になった。
- 技術評価者以外のフィードバックがあるのが嬉しかった。
- チームメンバーに宣言が出来るいい機会になった。
- これまでは面談前にフィードバックをもらう機会がなかったので良かった。
これは、個人的な意見ではありますが、対プロジェクト目標以外にも、横軸活動、組織活性化、若手の育成など普段一緒に仕事にしているだけではなかなか見えない部分の目標をチームのメンバーに知ってもらえたのはとてもよかったのではないかなと感じています。
また、先輩が若手の目標を把握することはあっても、若手が先輩の目標を把握することはこれまでなかったので、先輩の目標を知ることで自分の目標設定に役立てることができるというのは、非常に効果的だったと思います。
実施後のアンケートで、ブラッシュアップ会だけではなく振り返りをする場も設けて欲しいなどの意見を多数いただいたので、現在ではエンジニア組織全体として振り返り会の実施もしています。
#まとめ
今回は、QualiArtsでの目標ブラッシュアップ会という取り組みを紹介しました。
ブラッシュアップ会は一年前から取り組んでいる施策であり、目標設定や振り返りに関する施策自体のブラッシュアップはまだできる余地はあると考えています。
よかったポイントは継続しブラッシュアップを重ね、上手くいかなかったポイントはやめるといった形で、より施策自体も良いものに変えていけたらと考えています。
今後もQUBEでは、「エンジニアの成長が加速し、継続的に事業成果があげられるエンジニア組織」というミッションの実現のため色々取り組んで行こうと考えています。
今後の取り組みについても、機会があれば皆様に紹介していきたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。