Azure の認定資格を取らなければいけないのに時間がない!実際に勉強して試験受けたけど全然ダメだった!みたいな人向けの記事です。
あくまで目的は「効率よく認定資格取る」というところです。また、実際にどれくらいの勉強時間が必要だったかもまとめているので、参考になれば幸いです。
効率よく取るために必要な 3 つのこと
流れ的にはこんな感じです。
- 試験のアウトラインを理解する
- Azure のサービスで何ができるのかを理解する
- 問題集をほぼ完璧になるまで説き続ける
試験のアウトラインを理解する
まず初めに試験の対象範囲を理解しましょう。どの Azure サービスの問題が出るのか、どれが対象範囲なのかくらいです。時間は恐らく 10 分もあれば充分です。
具体例
例えば今回の例では AZ-204 Azure Developer Associate を受けることにして、具体的にどうすればよいのか見ていきます。
まず AZ-204 は Microsoft 認定:Azure Developer Associate - Learn | Microsoft Docs のページが試験の入り口になっています。
中身は抜粋するとこんな感じになっています。ここで重要なのは問題内容や比率ではなく、どのサービスが問題に出てくるかです。例えばこの抜粋した画像だと、 VM, (ARM Templates), Container Registry, Container Instance になります。アウトラインは英語ですが、サービス名のみわかればよいので問題ないです。
Azure のサービスで何ができるのかを理解する
次はまとめたサービスの概要をみます。これは Docs の概要を見ます。流し見でよいので、具体的にそのサービスで何ができるのだろうということを理解しましょう。もし、普段業務などで触っているサービスなら概要を見なくてもよいです。
具体例
例えば Container Registry の Docs は マネージド コンテナー レジストリ - Azure Container Registry | Microsoft Docs です。
プライベートな Docker レジストリサービスですので、自分で作った Docker のイメージを Push したりできるんだなーくらいの認識でよいです。
問題集をほぼ完璧になるまで説き続ける
一番重要で時間がかかるのが最後の問題集です。問題集は信頼があるものならどれでもよいと思いますが、私が取得したり周りのメンバーに薦めていたのは Whizlabs - A world class technology training platform for your teams です。 Whizlabs に関しての詳細は、その他の部分で紹介します。
なぜ問題集をやるかというと、試験問題が MS Learn や Docs とかけ離れていることが多いからです。なので、それらを完璧に暗記しても試験問題は解けないことが多いです。これは実際の業務も同じで、例えば普段業務で Azure Portal から VM を作っていたり管理していても、試験問題では Azure CLI や ARM Template を使って VM を作るにはどのコマンドを実行すべきか、といった問題が出ます。
上記の Docs や業務ではカバー出来ない部分が多すぎるため、問題集が必要になってきます。逆に、試験問題は問題集とほぼ同じ問題が出てくるため、とても効率がよいものとなっています。
問題例
例えば問題で「Web app で Docker で使っています。 Docker からコンソールログをリアルタイムみるための Azure CLI はこの通りです」という問題があったとして、こんな感じで出題されます。
az webapp log [Slot1] --name mywebapp --resource-group my-rg [Slot2] filesystem
az [Slot3] log [Slot4] --name mywebapp --resource-group my-rg
Slot1 ~ 4 には何が入りますか?という問題が比較的多く出題されます。
これを Docs や実際の業務で学ぶのは効率が悪いですが、問題集をほぼ 100% 回答できるようになるまで暗記学習すれば、全く同じ問題や似たような問題が出てきても対応が可能だと思います。暗記が大事です。
個人や周りのメンバーの体感では問題集と全く同じ and 似たような問題が 7 割くらい出題されるように感じました。問題集をほぼ 100% 回答できるようにしておけば、後の問題をほぼ間違えてもギリギリ合格するくらいのラインだと思います。
その他
どれくらい勉強時間かかるか
20 名程度、実際に資格を取得した人の学習時間の平均値はこれくらいだったはずです。これは AZ-204 のようなアソシエイトも、 AZ-400 のようなエキスパートも同じ時間となりました。
- 試験に出る Azure サービスを普段から業務で使っている人: 20 ~ 30 時間くらい
- ほぼ初めてそのサービスを知る人: 60 ~ 80 時間くらい
実際にこの程度勉強すると点数は 700 ~ 800 点くらい取れます。試験は 700 点で合格ですので、ギリギリ合格するくらいの効率がよい勉強時間だと思います。
Whizlabs
英語でのサービス提供しかないので、わからない部分や問題を解くときはブラウザの翻訳ソフトを使ってください。
ここから Practice Tests (問題集) を購入できます。問題集の価格は大体 1 つ $20 くらいです。登録時にクーポンがもらえたり、ネットを検索すると色々クーポンを配っているので、それを使うともう少し安くなります。
Microsoft Azure Exam AZ-204 Certification - Whizlabs - Google Chrome
購入後は問題集のレポートを見られるようになっています。この私の例では 2 回目で 98.18% を取れています。全ての問題集でどれも 100 % 程度とれるくらいには問題と答えを暗記しています。
試験勉強だけでなく実際に触ってみたい
MS Learn を使えば Azure AD などを除いてほぼ全ての主要な機能がサンドボックスとして無料で学べます。おすすめです。
もしくはサービスごと Docs のチュートリアルを実際にやってみるのがおすすめです。
正直、試験問題よりも実際にチュートリアルを触ってみてして「動いたー!」ってするほうが楽しいです。試験問題を解いていて気になったサービスはぜひ触ってほしいです。楽しいです。