##フィッシャーの3原則とは
フィッシャーの3原則とは、英国の統計学者フィッシャーが提唱した実験計画における重要な考え方のこと。
下記の3つ。
####1, 反復(繰り返し)
####2, 無作為抽出(ランダムサンプリング)
####3, 局所管理
##フィッシャーの3原則の前に
誤差には2種類ある
偶然誤差・・偶然生じる誤差
系統誤差・・実験環境・実験条件によって生じる誤差。
実験においては「系統誤差」をコントロールし、結果が「偶然誤差」なのか「要因による差」なのかを調べることが重要。
##1, 反復(繰り返し)
同一条件で複数回試行すること。
これにより偶然誤差の散らばり度合(分散)を知ることが可能になる。
##2, 無作為抽出(ランダムサンプリング)
標本抽出する、もしくは標本の群分けをする際に、ランダムに行うというもの。
系統誤差が生じないようにするために行う。
##3, 局所管理
系統誤差も実験の目的として取り入れて実験計画を立てること。
つまり、系統誤差を除去する。(誤差ではなく要因にする)
例えば、実験を行う環境ごとに群分けを行うなど。ただし、個々の群内におい無作為化する必要がある。