はじめに
こんにちは。現在大学2年生で、情報系の学部に所属しています。(実は今週から3年生という話は伏せておきたいところです)
2026年2月25日に開催されたOR学会(日本オペレーションズ・リサーチ学会)の研究部会で、先輩と一緒に発表をしてきました。
大学2年生で学会の部会に参加するのはかなり早い方だと思いますが、教授の先生方、先輩に声をかけていただいたおかげで貴重な経験を積むことができました。この記事では、OR部会に参加するまでの経緯、準備したこと、当日の様子、そして学んだことをまとめます。
同じように「学会発表ってハードル高そう...」と思っている学部生の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
OR(オペレーションズ・リサーチ)とは
ORとは、数学的・統計的な手法を用いて、意思決定や問題解決を行う学問分野です。身近な例でいうと、物流の配送ルート最適化、シフトスケジューリング、在庫管理などに使われています。
自分は大学1年生の10月にTAのI先生にやる気あるなら早いうちに研究を始めるといいという紹介をもらったことがきっかけで、研究室に出入りするようになりました。
きっかけ:先輩からの誘い
研究室でORに関する勉強会に参加していたところ、教授から「せっかくだから参加してみたら?」と声をかけてもらいました。
正直、最初は「自分なんかが学会の部会で発表して大丈夫なのか?」という不安が大きかったです。しかし、先輩が「部会はカジュアルな雰囲気で、研究の途中経過でも発表できるし、フィードバックをもらえるいい機会だよ」と教えてくれたので、思い切って参加を決めました。
発表準備でやったこと
テーマの整理
先輩の研究テーマに関連する形で、自分が勉強会で取り組んでいた内容を発表することにしました。具体的には、最適化問題のモデリングと求解に関する基礎的な検討です。
スライド作成
PowerPointで発表スライドを作成しました。教授にレビューしてもらいながら、以下のポイントを意識しました。
- 問題の背景と動機を明確にする
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- 数式は必要最低限にし、図やグラフで直感的に伝える
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- 実験結果や考察をきちんと載せる
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- 今後の課題・展望を示す
スライド作成には2週間ほどかけました。先輩から何度もフィードバックをもらい、修正を繰り返しました。
発表練習
教授方の前で2回ほど練習発表を行いました。時間配分の調整や、質疑応答の想定練習もしました。
当日の様子
会場の雰囲気
部会はオンラインとオフラインのハイブリッド開催でした。参加者は大学の研究者や学生の発表者が中心で、20名ほどが参加していました。
最初は緊張しましたが、先輩が隣にいてくれたので心強かったです。
発表本番
発表時間は15分+質疑5分でした。僕は先輩に話すところを託したため話すことはなかったのですが、
「計算量のスケーラビリティはどう考えていますか?」という鋭い質問もあったりして緊張しました。一方で教授方が事前に個々聞かれるかもよと言っていた箇所が実際に聞かれて教授の凄さを思い知りました。
他の発表から学んだこと
他の発表者の方々の研究内容も非常に興味深いものばかりでした。特に、実務への応用事例や、大規模な問題へのアプローチ方法は、今後の自分の研究にも参考になるものが多かったです。
参加して学んだこと・感想
技術面
- 自分の理解を人に伝える形で整理し直すことで、理解が深まった
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- 質疑応答を通じて、自分の研究の弱点や改善点が見えた
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- 他の研究者のアプローチを知ることで、視野が広がった
マインド面
- 学会発表は想像していたほど怖いものではなかった
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- 研究者の方々は優しく、建設的なフィードバックをくれる
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- 早い段階からアウトプットの機会を持つことは成長につながる
学部生が学会の部会に参加するためのアドバイス
これから学会発表を考えている学部生に向けて、自分の経験から伝えたいことをまとめます。
1. 先輩や指導教員に相談しよう
一人で参加のハードルを越える必要はありません。研究室の先輩や教員に「学会に興味がある」と伝えるだけで、道が開けることがあります。
2. 完璧でなくていい
部会では研究の途中経過を発表することも一般的です。完成した成果がなくても、問題設定やアプローチの方向性を共有するだけで価値があります。
3. 質疑応答を恐れない
わからないことは「今後の検討課題です」と正直に答えれば問題ありません。質問は攻撃ではなく、研究をより良くするためのヒントです。とはいえ、できる限り質問は想定しておくことに越したことはないですし、今後の検討課題とか言ってる方はいませんでした。
4. 発表資料は早めに準備する
スライドは想像以上に時間がかかります。余裕を持ったスケジュールで準備しましょう。僕は学校のテストもあって後回しにしていたため最後1週間で3徹する羽目になりました。気をつけましょう(その後扁桃炎になり、それが悪化して病室で眠ることになりました。彼岸花が見えたかもしれません)
3. 聞かれたら痛いところは切り捌いて逃げてしまう。
今回の発表は実は聞かれたら痛いところが多々あったので(例えばcatboostの方が精度がいい問題とかね)
そこのところは今回は取り上げないと明言することで質問を回避したりしました。いらないところや、聞かれたくないところは今回は取り扱わないとかでも実は良かったりしますね
おわりに
大学2年生でOR部会に参加したことは、自分の中で大きなターニングポイントになりました。声をかけてくれた先輩には本当に感謝しています。
学会の部会は、研究コミュニティに初めて足を踏み入れるのに最適な場所だと感じました。もし迷っている方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。質問や感想があればコメント欄でお気軽にどうぞ!