概要
AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03)でよく出るAWSサービスとその特徴をまとめた試験対策用チートシート
分析
アプリケーション統合
コスト管理
コンピューティング
icon | 重要サービス | 特徴 |
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EC2 | 仮想マシン | |
Elastic Beanstalk | アプリケーションが動作するテンプレート環境を自動で構築する |
EC2購入オプション | 特徴 | 用途 |
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オンデマンドインスタンス | 利用時間に対する従量課金 | 開発環境や利用が短期のシステム |
リザーブドインスタンス | 長期契約(1年or3年)することで低価格で利用できる | 長期の利用が決まっているシステム |
スポットインスタンス | 低価格だが中断する可能性がある | 処理が中断しても問題ないシステム |
コンテナ
icon | 重要サービス | 特徴 |
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ECS | コンテナを実行・管理するサービス EC2タイプとFargateタイプがあり,サーバーの構築・管理が必要ないFargateが推奨される. |
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ECR | コンテナイメージを登録・管理するサービス | |
EKS | AWSまたはオンプレミスでKubernetesを実行するサービス |
データベース
icon | その他サービス | 特徴 |
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Keyspaces | Apache Cassandra互換のマネージドデータベースサービス | |
Neptune | サーバーレスグラフデータベース | |
QLDB(Quantum ledger Database) | フルマネージド型の台帳データベース |
DynamoDB関連用語 | 特徴 |
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ポイントタイムリカバリ | 差分バックアップを自動的に取得する機能.手動でバックアップする方法はオンデマンドバックアップ. |
DynamoDB Streams | テーブルに対して行われた直近の24時間の変更をログに保存する機能 |
Time To Live(TTL) | 特定の時点で自動的にデータ項目を削除する機能 |
DynamoDB Accelerator(DAX) | インメモリのキャッシュクラスタ.マイクロ秒レベルのパフォーマンスにまで向上させることができる. |
フロントエンドとウェブモバイル
icon | 重要サービス | 特徴 |
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API Gateway | APIの作成・公開・保守運用などを行う. | |
Amplify | フルスタックのウェブアプリケーションとモバイルアプリケーションを数時間で構築する. | |
Device Farm | アプリケーションテストサービス. | |
Pinpoint | カスタマイズされたSMS・プッシュ通知・Eメールなどを送信する. |
機械学習
icon | テキスト系サービス | 特徴 |
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Comprehend | 自然言語処理サービスでテキストデータを分析する. | |
Translate | テキストを翻訳する. | |
Transcribe | 自動音声認識サービスで音声をテキストに変換する. | |
Textract | OCR(光学的文字認識)サービスでドキュメントやPDFからテキストやデータを抽出する. |
マネジメントとガバナンス
移行と転送
icon | 重要サービス | 特徴 |
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Datasync | オンプレとAWS間,AWSのストレージサービス同士でデータ転送をおこなう. | |
Snowファミリー | オンプレからAWSへ大容量データを専用機器を使用して移行するサービス. | |
DMS(Database Migration Service) | データベース移行サービス. |
Snowファミリー比較 | 特徴 | 容量 |
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Snowcone | ポータブルデバイスを使用.Datasync連携したオンライン転送も可能 | |
Snowball | ペタバイト規模のデータ転送が可能 | |
Snowmobile | エクサバイト規模のデータ転送が可能 |
icon | その他サービス | 特徴 |
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Application Discovery Service | オンプレ等AWSとは別環境で稼働しているサーバのスペック,負荷状況等を収集できる. | |
Transfer Family | AWS ストレージサービスとの間でファイルを送受信できる. |
ネットワークとコンテンツ配信
VPC関連用語 | 特徴 |
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VPCエンドポイント | プライベートサブネット内のリソースからVPC外のリソースに対し,インターネットを経由しないアクセスを可能にする. ゲートウェイ型:S3・DynamoDBで利用できる.VPCにアタッチする. インターフェイス型(PrivateLink):CloudWatch Logs・SNSなどで利用できる.サブネットにアタッチする. |
セキュリティグループ | インスタンスごとに制御するファイアウォール.許可ルールのみ設定.ステートフル. |
ネットワークACL | サブネットごとに制御するファイアウォール.許可と拒否の両方設定.ステートレス. |
VPCフローログ | VPC内のENIで通信するネットワークトラフィック情報をキャプチャする機能.S3やCloudWatchに保存される |
VPCピアリング | VPC間のルーティングを可能にする機能 |
VPCリンク | ALBやECSコンテナ,API Gatewayからプライベートリソースへの接続を可能にする |
セキュリティ・アイデンティティ・コンプライアンス
IAM関連用語 | 特徴 |
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IAMロール | AWSのリソースやアプリケーション,他のAWSアカウントに対して一時的にAWSリソースへのアクセス権限を付与する際に利用する. |
IAMポリシー | AWSリソースに対する権限を定義したもの.Resource(どのAWSリソースに対して),Action(どのAWSサービスのどの操作を),Effect(許可または拒否)の3つの要素で定義. |
アイデンティティ(ユーザー)ベースのポリシー | IAMユーザー,IAMグループ,IAMロールにアタッチするポリシー |
リソースベースのポリシー | AWSリソース(S3バケットやSQSなど)に対してアタッチするポリシー |
信頼ポリシー | 他のAWSアカウントやAWSサービスがそのIAMロールに割り当てられた権限を一時的に使用できるようにする機能. |
サーバレス
icon | 重要サービス | 特徴 |
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AppSync | モバイルアプリやウェブアプリケーション向けにリアルタイムでデータを同期させるためのサービス | |
Fargate | コンテナ向けサーバーレスコンピューティング | |
Lambda | サーバーレスでイベント駆動型のコンピューティングサービス |
ストレージ
icon | その他サービス | 特徴 |
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Storage Gateway | オンプレからAWSのストレージサービスへのアクセスを高速かつセキュアにおこなう. |
S3ストレージクラス | 特徴 |
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STANDARD | アクセス頻度の高い(1回以上/月)データを保存 |
Standard-IA | アクセス頻度の低い(1回/月)データを保存 |
One Zone-IA | 1つのAZにのみ保存されるため可用性が低い |
Intelligent-Tiering | アクセスパターンが不明なデータを保存 |
Glacier Instant Retrieval | 低遅延取得(ミリ秒単位)が求められるアーカイブ用データを保存 |
Glacier Flexible Retrieval | 数分から数時間のデータ取得が求められるアーカイブ用データを保存 |
Glacier Deep Archive | 1年に1回未満しかアクセスされないアーカイブ用データを保存 |
S3関連用語 | 特徴 |
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ライフサイクルポリシー | ストレージクラスの変更やオブジェクトの削除を自動化する機能. |
静的Webサイトホスティング | バケットに保存している静的コンテンツをWebサイトとして公開できる機能. |
署名付きURL | 非公開のオブジェクトに対し,AWSアカウントを持っていないユーザーでも一時的にアクセスを可能にする機能. |
S3イベント通知 | S3バケットに発生したイベント(オブジェクトの作成や削除など)をトリガーに通知を行う機能.通知先はLambda,SQS,SNS,EventBridge. |
リクエスタ支払い | アクセス元に対して転送料金を請求する機能. |
バージョニング | バケットに保存しているオブジェクトの世代管理ができる機能.元データの復元が可能になるため誤削除対策になる. |
MFA Delete | S3のバージョニング機能を使用して管理されているオブジェクトを削除する際に,MFAデバイスの認証が必要となる機能.誤削除の防止になる. |
オブジェクトロック | S3バケットに保存したオブジェクトに対して更新・削除を制限する機能.S3バケット作成時にのみ設定可能. |
リーガルホールド | 権限を持たないユーザーに対してリーガルホールドが解除されるまでオブジェクトを読み取り専用にする. |
ガバナンスモード | 権限を持たないユーザーに対して,指定した保持期間中オブジェクトを読み取り専用にする. |
コンプライアンスモード | ルートユーザーを含む全てのユーザーに対して,指定した保持期間中オブジェクトを読み取り専用にする.解除不可. |
S3 Transfer Acceleration | ユーザーからS3バケットへ最適化されたネットワークルートを経由してデータを転送させる機能. |
S3レプリケーション | S3バケットのデータを異なるバケットへ自動的にコピーしたい場合に使用する.リージョンをまたいだコピーを可能にするクロスリージョンレプリケーションもある. |
バケットポリシー | バケット単位でアクセス権限を設定する機能.IAMユーザーやIPアドレス,ドメイン名による制御が可能. |
ユーザー(IAM)ポリシー | IAMユーザー単位でアクセス権限を設定する機能.同じアカウント内のみ設定可能. |
ACL(アクセスコントロールリスト) | AWSアカウント単位でアクセス権限を設定する.他のAWSアカウントに対してオブジェクトもしくはバケットへの読み取り/書き込みを許可にする. |
サーバー側の暗号化(SSE) | データがS3に保存されるタイミングで自動的にS3が暗号化を行う.データを取り出すときはS3がデータを復号する. |
クライアント側の暗号化(CSE) | データをS3へアップロードする前にクライアント側で暗号化を行い暗号化したデータをそのままS3に保存する. |