はじめに
ある日、クライアントワークでこんな経験をしました。
「商品画像が多すぎて、CMSのアップロード上限を超えてしまうんです」
ECサイトの制作で、新作コレクションの商品ページを作るシーンでした。撮影した写真は50点、1点あたり5MB前後。RAW現像した状態だと、合計250MB近くになります。CMSの1回あたりのアップロード上限は50MB前後。明らかに、容量のほうが先に詰まる。
アップロードで止まってしまうと、ページ公開そのものが後ろにずれます。画像は商品ページの心臓部なのに、そこにたどり着けない。

商品画像は、なぜ膨らみがちなのか
高解像度のまま保存してしまう
一眼レフやミラーレスで撮った写真は、1枚が数十MB単位になります。RAW現像したJPEGでも、解像度を保ったまま保存すると1枚5MB前後が当たり前。50枚集まれば、ページ単位では250MBです。制作側では気にならない容量でも、公開側のシステムが受け止められる量ではない。
チーム内では「アップロード前の負担」が見えない
制作側のPCでは、1枚5MBの写真を開くのに時間なんてかかりません。ただし、複数人で公開作業をする前提の現場では、受け手の環境を考慮する必要があります。クライアントが自宅からアクセスするケースもあれば、出張先の細い回線でプレビューを開く人もいる。開く前に「これ重いな…」と思われると、レビューは確実に短くなる。
圧縮しても画質を保ちたい
JPEGは、サイズが縮むほどディテールが落ちる。サイズが細いまま納品されると、クライアントは「別の写真を見せられた」気持ちになります。容量削減と同じくらい、画質とディテールが残ることは外せません。サイズが細くなっても、質感や色味が壊れないこと。これが現場の一線です。
「圧縮をアップロード前の標準作業」に置く
ファイルサイズは、公開前に整える
写真をCMSにアップして「重くて表示されません」と言われるより、公開前に整えておく方がずっとラクです。VideoCompressの画像圧縮ツールは、ブラウザでそのまま使える画像圧縮ページで、公開前にファイルサイズを整える工程を一手間にしてくれます。インストールが要らない点は、現場のPCを選ばない運用上の強みでした。
圧縮レベルは、用途で選ぶ
商品写真は、軽く圧縮しても見た目はほとんど変わりません。モデル着用写真や布地の質感など、画質を重視する画像は、強めに押すより、容量とディテールのバランスを見るのが大切です。「とにかく小さく」より、「きれいに軽く」を目安にするのが、現場ではちょうど良かったです。
複数画像をまとめて扱う
商品ページでは、メイン写真、サムネイル、詳細写真、着用写真、何十枚もの画像を一気に整えることがあります。一つずつ開いて保存し直すのは手間なので、まとめて処理できるかどうかは作業時間に直結します。圧縮を公開前の標準作業にしておくと、納品直前でバタバタしません。
軽い画像は、コンバージョンを上げる
表示速度は、体感に直結する
重い画像は、表示の段階で小さな抵抗を生みます。ファーストビューが表示されるまで数秒かかると、ユーザーの体感は「遅いサイト」に切り替わります。軽い画像は、その抵抗ごと消える。画像を軽くすることは、ユーザーの時間を手前に残すことです。
商品ページの印象を、最後まで整える
ECサイトの完成度は、商品写真だけで決まりません。ページがすぐ開くか、細かい部分までディテールが残っているか、サムネイルが軽いのか知りたい。そこまで含めて、商品ページの出来栄えです。容量圧縮を通すのは地味な作業ですが、公開前に置く一手としては、かなり使えます。
軽く、きれいに、ページにあった画像は、コンバージョンを前に進めます。
ブラウザで完結する画像圧縮ツールは、現場に常備する道具としてちょうど良かったです。
気になった点
- アップロード時間はネット回線に依存する
- オフライン環境では使えない
インストール不要で、ブラウザだけで完結する手軽さは、現場のPCを選ばない運用上の強みでした。
まとめ
今回試してみて感じたこと:
- 容量削減効果は、公開作業には十分
- 操作はアップロード→圧縮→ダウンロードの3ステップ
- ブラウザ完結で、MacでもWindowsでも同じ操作性
- 画質とディテールは維持される
- レイアウトと可読性はそのまま
「これ表示されないんだけど…」が、公開前に発生しなくなります。
ぜひ一度、自分の手元の商品画像で試してみてください。