Dynamics CRM 2016プラグインの作成手順を説明する目的で、Microsoftのサンプルソースを使って基本プラグインを作成してみます。
前提条件
・Dynamics CRM 2016 online版 または、On-Premises版
・Visual Studio 2012 または Visual Studio 2015
・Dynamics CRM 2016 SDK ダウンロード
詳細手順
1.Visual Stduioで新規プロジェクト(テンプレート⇒Visual C# ⇒ クラスライブラリ)
2.必要のDLLの追加
アセンブリのフレームワークから以下のDLLを追加する。
・System.ServiceModel.dll
SDK\Bin\配下から以下のDLLを参照に追加する。
・Microsoft.Xrm.Sdk.dll
・Microsoft.Crm.Sdk.Proxy.dll
3.ソースコードの作成
SDK\SampleCode\CS\Plug-ins配下のFollowupPlugin.csの内容をVisual Studio プロジェクトのClass1.csにコピーする。
4.KeyFileの作成
プラグインを登録するために、アセンブリに署名する必要があります。プロジェクトを右クリックしてプロパティをクリックし、署名タグを選択する。
4.プロジェクトのビルド
5.プラグインの登録
SDK\Tools\PluginRegistration配下のPluginRegistration.exeを実行し、Dynamics CRM 2016サーバに接続する。
アセンブリ(Projects\FollowupPlugin\FollowupPlugin\bin\Debug\FollowupPlugin.dll)を登録する。
手順(Step)を新規作成したら、プラグインの登録が完了です。
※手順は、プラグインの実行方法とタイミングを構成するために使用される SDK メッセージ処理手順エンティティを示します。
5.動作確認
取引先企業を新規作成する。
[活動]をクリックして、取引先企業に関連する活動の一覧を表示する。
参照先:
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg594416.aspx (サンプル: 基本プラグインの作成)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg309580.aspx (チュートリアル: プラグイン登録ツールを使用したプラグインの登録)