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この記事は、技術同人誌執筆の軌跡 Advent Calendar 2025の12/7分の記事になります。

今年は、ひとりアドベントカレンダーに挑戦してみたく、このネタで25日まで書いていきますので、よろしくお願い致します。

〆切は1つじゃない

技術同人誌を書いていると、〆切というのは一つの“日付”ではなく、波のように次々と押し寄せてくる感覚があります。そして、私のようにいろいろなサークルなどに寄稿とかしていると、その〆切の波がひとつではありません。

自サークルで出す単著があり、RPACommunityやBabylon.js勉強会の共著があり、さらに自サークルやRPACommunityとしてオフラインマーケットに出展するための準備など、いろんなタスクが同時進行します。

今回は、そんな私の“締め切りとの戦い方”を、実際のスケジュール感とともに書いてみたいと思います。

〆切の波

まず立ちはだかるのは印刷の〆切です。同人誌執筆における一番大きな〆切の波ですね🏄

物理本は、電子版と違って「完成=PDF生成」では終わらず、次に印刷の工程が待っています。
トンボ付きデータの調整、表紙デザインの最終チェック、カラーモードの確認、印刷所への入稿など、印刷に向けた仕上げ作業がとても多くなります。

そのため、この物理本に着手するのは技術書典開幕の3か月前を目安としています。
毎回、開催3か月前にはRPACommunityのキックオフMTGを実施し、全体スケジュールを決めます。その中で、ざっくり言えば開幕の1か月前の一旦の完成を目指します。そこから校正・校閲を経て最終原稿にします。

Babylon.js勉強会の方は、最近電子版での頒布が多くなっているため、印刷工程がなく、技術書典開幕の1週間前に脱稿でも間に合う感じです(ホントはもっと早くしあげた方がいいのですがー)。

残すは単著です。単著も概ねRPACommunityの〆切と合わせて書きあがるようにしています。ただ、他の共著本と同時進行で書けるほど器用ではないので、基本的には事前に書き上げるようにしておきます。概ね、開幕2か月前には書きあがってる感じで執筆を進めています。もちろん細かい修正や構成調整は残っていますが、「最後のチェックをすれば印刷所に渡せる状態」までは仕上げておきます。

なぜ1か月前に書きあげるのか

印刷所、特に技術書典と提携しているねこのしっぽさんと日光企画さんでは、少し早めに入稿してくれた原稿には早期割引が付きます。
印刷所により割引率は違いますが、自分がいつも使わせてもらっているねこのしっぽさんは20%~10%の割引が付きますので、ここに間に合わせるように執筆するわけですね。

単著の場合は、早期割引に遅れてもそれは自己責任です。印刷代に割引が乗らなくなるだけなので、大きな問題ではありません。ところが共著の場合は、その期日に間に合わせなければ、サークルに迷惑が掛かってしまいます。

RPACommunityの本は、寄稿者も多くページ数も多くなる特徴があります。ページ数が増えると、通常の早期割引の〆切よりも早い〆切が設定されます。

image.png

こちらは、2024年5月開催の技術書典16の時のねこのしっぽさんの〆切表です。
通常価格の〆切は5/20ですが、早期20%割引を狙おうとすると、〆切は5/10になります。ただし、ページ数が116ページを超えるとときは、〆切が5/1とかなり前倒しになっていることがわかります。

これが結構重たいパンチだったりします!

単著の方で余裕を残しているつもりでも、気づくとRPACommunity原稿の締め切りが目の前に迫ってる時もあります。

さら言えばに、私の場合は寄稿だけでなく、編集(PDF化・ページ順調整・軽微な校正)にも関わることがあります。そのため、自分の原稿はもっと早い段階で提出しておかないと、後半にしわ寄せが来てしまいます。まぁ、そもそも自分が先頭立って書かないといけない立場だとも思ってるので、先行して書くんですけどね(書くことで、ケツ叩きにもなりますし笑)

印刷所への入稿

といことで、物理本入稿という“本当の締め切り”は、技術書典開幕の3週間前が勝負どころになります。

この入稿タイミングを軸に、

 1.単著 → 完了
 2.単著&共著 → 入稿用PDFの最終チェック
 3.単著&共著 → 全体表紙やクレジットの調整
 4.単著&共著 → 印刷所への入稿(入稿作業自体は、サークル主であるMitzさん)

と、これらのすべてのタスクが連動して動きます。

ここで1つでも遅れが出ると、連鎖的にほかの作業が崩れてしまいます。そのため私は、この「3週間前」を最優先のターゲットにしています。

電子版の〆切

ここまでは、印刷が必要な物理本のための〆切でした。印刷所に入稿さえしてしまえば、こちらできることはなくなります。

しかし、ここからが 技術書典の最後の追い込み となるわけです!!
最後にくる波はBabylonjs勉強会。電子版ゆえの“直前タスク”です。

Babylon.js勉強会の本は、ここ最近は電子版のみです。そのため、印刷工程がなく、締め切りは開催1週間前と遅めになります。

……が、ここに油断するとマジで危険です。
単著 → RPACommunity → 物理本入稿、と一通り燃え尽きた直後にこの締め切りが来るので、不意打ち気味に重く感じることがあります(いや、マジで!)。

私はその対策として、技術検証だけは早めに済ませておくというスタイルを徹底しています。文章化より技術検証のほうが時間がかかりがちなので、先に終わらせておくわけです。

ただ、今回(技術書典19)はぎりぎりまで書くネタが思い浮かばず……。まぁ、それでもなんとするのは💪ですかね(笑

実際の動きはこんな感じ

全体の流れはこんなイメージです。

  • T-4ヶ月: 単著のネタ集め
  • T-3ヶ月: キックオフMTG、単著の執筆開始
  • T-1.5ヶ月: 単著ほぼ完成(第一波)
  • T-1ヶ月: RPACommunity原稿完了、構成・校閲(第二波)
  • T-3週間: 物理本入稿(早期割引)(第三波)
  • T-1週間: Babylon.js勉強会の原稿(第四波)
  • イベント当日: 完成した本が机に並ぶ感動の瞬間

こうして並べてみると、〆切の波が4回も来てるわけですね💦

〆切を乗り越えた我が子たち(笑

ということで、〆切という荒波を乗り越えで見事生まれた我が子たち、是非見てってください🙇

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