この記事は、技術同人誌執筆の軌跡 Advent Calendar 2025の12/22分の記事になります。
今年は、ひとりアドベントカレンダーに挑戦してみたく、このネタで25日まで書いていきますので、よろしくお願い致します。
商業化への流れ
Baylonjsレシピ集vol.1を技術書典に出して数日経過した日、リーダーであるLimesさんから、こんな投稿がありました。
インプレスR&Dという出版社の方より、商業誌の検討依頼が来ました。
今でこそ、インプレスR&D(現:インプレスNextPublishing)からメールが届いた、と言えば「来たか…!」と思う感じですが、当時は(なんかあやしい?)と思ったのは覚えてます(笑)
※インプレスNextPublishingさん、すいません🙇
インプレスNextPublishingの方、技術書典に出てる新刊を一通り見て、気になった書籍に声かけしてるんじゃないかと思いますが、新刊だってそーとー数出てると思うので、確認するのも大変ですよねぇ。
そして今年、ついに私宛にもメールが来ました🙌
「AIさん!コレやっといて ~”見えないAI”で叶える業務自動化のススメ~」商業版刊行のご相談
かーでぃらぼ様
インプレスNextPublishingのxxと申します。技術書典にて「AIさん!コレやっといて
~”見えないAI”で叶える業務自動化のススメ~」を購入いたしました。この同人誌を……
Babylon.js勉強会では、レシピ集vo1.1~4、RPACommunityでは自動化入門vol.1~2と出させて頂き、ついにかーでぃらぼとしても商業化できるチャンスが回ってきました❣
商業化で注意すること
インプレスNextPublishingさんでは、Re:View形式での執筆となります。よって、元々がRe:Viewで組みあがっていないと、Re:View形式に変換する作業から発生しますので、注意が必要です。
その意味でも、最初からRe:View形式で組み上げて置くのは大事なことかと思います。
画像サイズ
また、いくつか注意点があります。そのうちの1つが、画像サイズです。今現在の仕様が確認できないのですが、たしか……短辺の長さが1000px以上、長辺+短辺が4000px以下になるように設定する必要がありました。
短辺が1000px以下の画像だと、印刷の際にシャギーが目立ってしまうようです。よって、同人版で作る際もそのあたりを意識して画像を準備しています。
ちなみに、画像形式はJPGと指定されています。この辺りも、同人版を作成するときは意識しています。
組版の差
Re:Viewで組み上げるのですが、最終的にはNextPublishing用の組版に置換されてPDFが生成されます。よって、実際に自分が作ったPDFと商業誌となったPDFではレイアウトが変わる可能性があります。
たとえば、一旦区切りがついたので、空白行を複数入れて次のページの先頭から文面を始める、みたいなことはNGとされています(Re:View版で調整しても、最終的なNextPublishing版では変わってしまうため)。
「現場に効く生成AI」も、Re:View版ではページ数が90ページあったのですが、製品版では70ページぐらいに減っていたのも、その影響だと思います。
見出しレベル
Re:Viewでは見出しを以下のように扱います。
- = : 大見出し(原則、1ファイルの先頭に1つだけ)
- == : 中見出し
- === : 小見出し
このほか、「====」(第4レベル)や「=====」(第5レベル)を設定することもできるのですが、NextPublishingでは第3レベル(小見出し)までが推奨で、第4レベルは非推奨、第5レベル以下はNGとなっています。
同人誌レベルでも、この辺りを注意しながら執筆することで、お声がけ頂いた際にも素早く対応ができますので、オススメです。
技術の泉シリーズ「現場に効く生成AI」
ということで、同人版の「AIさん!コレやっといて」は、こちらの書籍として商業化されました👏
お話を頂いたのが、6月末。
同人版では書けなかった「見えないAI」と「AIエージェント」の比較の章を追加して、8月末に脱稿。そこから表紙絵に着手してもらい、10月10日発売でしたので、概ね3か月程度でした。
「AIさん!コレやっといて」が商業化されるとは思っていませんでしたが、それでも書き方のスタンスとして、前章に書いたような注意事項は気にしていたので、スムーズに話が進んだかと思います。
ということで、これから技術同人誌を書く方はこの辺りを注意しながら書くと、もしもの時にスムーズに対応ができるかもしれませんね。
※インプレスNextPublishingさん以外で、このスタイルがいいのかどうかはわからりませんのであしからず🙇