この記事は、技術同人誌執筆の軌跡 Advent Calendar 2025の12/5分の記事になります。
今年は、ひとりアドベントカレンダーに挑戦してみたく、このネタで25日まで書いていきますので、よろしくお願い致します。
はじめての出会い
技術同人誌を初めて書いたのは、技術書典13(2022年9月開催)の時でした。そしてこの時に初めて出会ったのが「Re:View」です。
最初、技術書はWordなんかで書くものだと思って初めての打合せに参加したとき、VSCodeで……GitHubで……と、いろいろと打ちのめされたのを覚えています💦
※詳細はこちら
https://note.com/kerdy/n/n6a44631f43e9?magazine_key=m9905c84a81ca
最初は、Re:View形式の書き方もわからずに途方に暮れていましたが、それでも、所詮はテキストベース!!と思い、まずは本文だけをツラツラと書き進めました。
書き進めているうちに、一緒に書いてくれている仲間がREファイルをUPしてくれたので、それを参考に「なるほど、こーかくのね」「そか、こうすればいいのか…」などなど、Re:View形式をなんとか身に付けながら執筆したものでした。
Re:Viewはいいぞ
Re:View形式になれると、WordやGoogleドキュメントで技術書を書こうとは思わなくなりました(笑
ある程度書式が固定化されることはあるし、Wordの方が表現力があがるところはあると思います。それでも、一人で執筆する際も、共著で執筆する際と同様にRe:View形式で書きますし、Githubのリポジトリも作って、そちらで原稿を管理するようにしています。
それぐらい、「慣れる」と文章を書くことだけに集中できるツールになるのがRe:Viewです。ですから、まだRe:Viewになれないうちは、書式等は気にせずまずは文章だけをツラツラと書き進めるのがオススメです。書式を整えるのは、その後で十分です。
冒頭にも書きましたが、私も初めてのときは「まずはテキストから…」とテキスト打ちしましたし!
Re:Viewは、自分の“書き続けられる力”を作った
今思えば、技術同人誌を20冊以上書けたのは、最初期の段階でRe:Viewに出会えたおかげなんだと思います🙌
・書くことに専念できる
・修正を恐れなくなる
・書籍が“プロの仕上がり”になる
「技術書を書く」という道のりは長いけれど、Re:Viewはその階段を一段ずつ整えてくれたツールでした。
書くことに専念できる
Re:Viewを使い始めて最初に気づいたのは、「文章を書く以外の余計なことを考えなくてよくなる」という安心感でした。
章番号や図表の配置、目次の生成といった “文章以外の雑務” をRe:Viewが全部引き受けてくれます。そのおかげで、私はアイデアをそのまま文章に流し込むことだけに集中できました。
書きたい内容に全力投球できる環境があると、執筆ってホントにスムーズに進みます。
修正を恐れなくなる
Re:Viewは「構造で書く」仕組みになっているので、あとから章を移動したり、構成を丸ごと組み替えるのも全く苦になりません。
むしろ “試しに動かしてみる” 感覚で、気軽に構成を変えることができる柔軟性が、長く書き続けられた理由のひとつだと思っています。
書籍が“プロの仕上がり”になる
Re:Viewの魅力は、仕上がった本の“完成度”にもしっかり現れます。
フォントや余白、図表の配置、脚注の扱いなど、こうした細部がプロの技術書と同じクオリティで仕上がります。
実際、インプレスR&Dさんから「技術の泉」シリーズとして商業誌を出版させていただく際も、ベースはRe:Viewになります(若干、インプレスさんのクセはありますがー)。
TechBoosterさんのRe:VIEWのテンプレート
ということで、Re:Viewのすばらしさは伝わったのではないかと思います。
じゃ、いちから全て作るのか、といえばそーではなく、技術同人誌を書く際は、こちらのテンプレートをいつも利用させてもらっています(いつもありがとうございます!)。
ってか、自分はこちらのテンプレがないと、自分は同人誌書けません(笑)
※笑ってますが、マジっす!
- Configの設定一つで、B5/A4に切り替えができる
- 出力形式を、PDF/Web/EPUB形式にカンタンに切換えできる
- EPUB形式での出力もできるので、Amazon kindleへの登録にも使える
ホント、すばらしいテンプレをありががとうございます🙌