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[Android 7まで]Bluetooth HCIスヌープログの取り方

Last updated at Posted at 2018-03-12

Android 8.0(oreo)は以下を参考にしてください。
https://mozy-ok.hatenablog.com/entry/2018/12/21/003226

Androud 10以降はこちらの記事を参考にしてください。
https://qiita.com/KentaHarada/items/42ed619e8f571d1de845

はじめに

Android端末でBluetoothのHCIのログを取得する方法をまとめました。
HCI(Host Controller Interface)はBluetoothのプロトコルの一種で
BluetoothプロトコルスタックとBluetoothのチップの間のプロトコルです。

環境

  • Galaxy feel(Android 7.0)
  • Android Sutdio 3.0.1
  • Android Debug Bridge version 1.0.39
  • Wireshark 2.0.13

1. Wiresharkをインストールする

Wiresharkでログを解析するので、先にインストールしておきます。
Wireshark の使い方

2. ADBコマンドを使えるようにする

こちらの記事をご覧ください
ADBコマンドの導入方法

3. Android端末の開発者モードをONにする

こちらの記事をご覧ください
Android端末の開発者モードをONにする方法

4. PCとAndroid端末をUSBケーブルで接続する

5. USBデバッグをONにする

設定->開発者向けオプション->USBデバッグ
device-2018-03-11-154618.png

6. BluetoothをONにする

設定->接続->Bluetooth
※ Androidの機種によってメニューの場所が異なります。
device-2018-03-11-155001.png

7. Bluetooth HCIスヌープログをONにする

ONにするとHCIログが端末内に保存され続けます。
ログの取得が終わったらOFFにしておかないと、ログがどんどん大きくなるので注意。
device-2018-03-11-154627.png

8. ログファイルの保存場所を確認する

adbコマンドを使ってログ・ファイルがどこに保存されているのか確認します。
bt_stack.confというBluetoothプロトコル・スタックのコンフィグファイルの中に記載されています。
※Androidの機種によってログファイルの保存場所が異なります

$ adb shell cat /etc/bluetooth/bt_stack.conf
# Enable BtSnoop logging function
# valid value : true, false
BtSnoopLogOutput=true
# BtSnoop log output file
BtSnoopFileName=/sdcard/Android/data/btsnoop_hci.log      ★これがHCIスヌープログ!
# Preserve existing BtSnoop log before overwriting
BtSnoopSaveLog=true

確認に使ったAndroid端末では、ここが保存場所でした。

/sdcard/Android/data/btsnoop_hci.log 

9. ログを取りたいBluetoothの操作を行う

Android端末とBluetooth機器を使って目的のログを取るための操作を行います。
(ペアリング、接続、切断、データ送受信等)
今回は例としてAndroid端末でペアリング(Numeric Comparison)をしてみました。

10. Android端末からログを取り出す

さきほど確認したログの保存場所からログを取り出します。

$ adb pull /sdcard/Android/data/btsnoop_hci.log

11. ログを解析する

Wiresharkでログを開いて解析します。
スクリーンショット 2018-03-11 16.33.48.png

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