はじめに
みなさん普段アウトプットしていますか?
エンジニア界隈ではアウトプットを勧められることが多いと思います。
今AIが台頭してきている世の中ですが、そんな中でもアウトプットが大切な理由を整理してみたいと思います。
いろいろな人と話す中で「AIが何でも教えてくれる中で記事などのアウトプットする意味ってどうなるんですかね?」というような話がたまに出ます。
個人的にはこれからの時代においてもアウトプットは非常に大切だと思っているので、今回は「AI時代でもアウトプットが大切な理由」をまとめてみたいと思います。
※本記事で扱う「アウトプット」とは、身につけた知識・スキル・経験などを、世の中に発信したり、誰かに話したり伝えたりすることとします。
AI時代でもアウトプットが大切な理由
目次
①学んだことや経験したことの定着
AI時代においても、新しく学ぶこと、経験することはたくさんあります。
そしてそれらを自分自身にいかに定着させていくかはとても重要だと思います。
自分自身の知識や経験はAI活用を増進させていく自分自身のリソースとして絶対に必要になってきます。
アウトプットをすることは自分自身への定着度の向上においてとてもプラスの行動になります。定着の一つの物差しになるのが 「自分の言葉で人に伝えられること」 です。
まだ理解度が低い際にはうまく人に伝えることは出来ないですが、理解度が高い状態の場合は自分の言葉で人に説明できる、という経験をした人は多いかと思います。
そのためにも、普段学んだことを少しずつ人に話したり、記事にまとめて発信したりすることで学んだことの定着や理解度の向上に役立つと思います。
今の時代AIを補助的に活用して記事作成を行うこともあるかと思いますが、この場合でも「この内容は正しいか?」など自分自身でレビューすることで知識の定着にとても効果があるはずです
②プロンプト記述能力の向上
AIに対してどう指示を出すか?何を伝えて何を伝えないか。
このあたりは上手な人とそうでない人結構差が出る部分ではないでしょうか。
もちろん人間が読む前提の記事と、AIに指示を出す文章では意図が異なりますが、個人的には普段からよくアウトプットをしている人はプロンプト記述能力も高いのではないかと感じることがあります。
おそらく以下あたりが理由な気がします。
- 文章を書き慣れているので作成自体の速度が速い
- 人に伝える文章をよく考えているので文章の順序に対する感覚が優れている
感覚的には人間が読む前提の記事よりも、AIに指示を出す文章の方が端的に無駄を省いた短いものになるはずです。大は小を兼ねるではないですが、やはりたくさん文章を書いた経験がある人は端的な文章を作成する精度が良いはずです。
③機会の創出、きっかけ作り
これはどちらかというとキャリア的な観点の話です。
AI時代、エンジニアとして求められるスキルの変化など色々とアップデートされていくと思いますが、やはりキャリアにとって 機会をどう作るか は変わらず重要だと思います。
これまでも技術記事の発信がきっかけて本の執筆につながったり、イベントの登壇依頼が来たり、様々な人と繋がりが生まれたり、転職のオファーがきたり、たくさんの機会につながった人を見てきました。
まだしばらくはAIが書いた本が主流にはならないでしょうし、AIが登壇するイベントも流行らないでしょうし、AI社員だけ採用するような企業もメインにはならないと思います。
そういった中で どういうエンジニアなのか を知ってもらうためにアウトプットは非常に大切になってくると思います。
④経験の資産化
AI時代において、 汎用的な回答や誰が答えても正解が1つものなどに対して、誰か独自の経験やある環境化限定での正解など は相対的に価値が高まっていくと思います。
誰もが後者の独自の経験を持っているはずです。
そしてその独自の経験は、世の中には必ずこれからそのような経験を迎える人がいるはずです。そういった人達に対してその経験の価値はとても高く求められるはずです。
ただし自分の中だけに閉じている場合はその経験は自身の仕事や、会社などの関わる範囲での活用に留まってしまう可能性が高いです。
アウトプットをすることでどこかに必ずいる、あなた独自の経験を求めている人との繋がりが生まれたり、もしかすると自身のキャリアや人生にとってプラスの機会が生まれるかもしれません。
経験を資産として貯めていくこととはもちろん、アウトプットをすることがAI時代においてより大切になってくるかもしれません。
⑤誰かの役に立てる
これはアウトプット関連の話をするときによく話す内容ではあるのですが、ほぼ必ず誰かの役立っているということです。
すごくニッチな内容であったとしても必ず同じようなことに困っている人がいるはずです。
さらにAI時代、人間から読まれない記事であったとしてもAIの学習に役立っているはずです。それを学習したAIが誰かの困り事を解決していることも多々あるでしょう。
自分のアウトプットに対して直接的に反応をもらえたりしなくとも、これからの時代は1つのアウトプットがコミュニティ全体の役に立っているという意識を持つことも1つの心構えとして良いのかもと思います。
もちろん誰かの役に立つためにアウトプットしているわけではない、という意見も踏まえて。