Gradle のプロパティには様々な設定方法があります。 きっと他にもあると思いますが、よく使いそうなものとしてまとめました。
システムプロパティ
コマンドラインから -D
をつけて渡すのは システムプロパティ
./gradlew -Dsomething=value
プロジェクトプロパティ
コマンドラインから -P
をつけて渡すのは プロジェクトプロパティ
./gradlew -Psomething=value
システムプロパティを設定するようにしてプロジェクトプロパティを渡すこともできる。 先頭に org.gradle.project.
をつける。
./gradlew -Dorg.gradle.project.something=value
このようにすると -Psomething=value
と同じように、 プロジェクトプロパティが使える。
Gradle のスクリプトの中では System.getenv(something)
のように書くことで、 環境変数
something
の値を取得することができるが、 先頭に ORG_GRADLE_PROJECT_
のついた環境変数はプロジェクトプロパティとして扱うことができる。 ORG_GRADLE_PROJECT_something
は プロジェクトプロパティ something
の値になる。
gradle.properties
gradle.properties
というファイルを作り、次のように記述すると、 プロジェクトプロパティとシステムプロパティを定義できる。
first=firstValue
systemProp.second=secondValue
first
は プロジェクトプロパティ、 second
はシステムプロパティ。