SORACOM Technology Camp 2018の会場で販売していた『PUSH for Wio』を組み立ててみました
2018年4月26日に開催されていた『SORACOM Technology Camp 2018』の会場で、限定10個販売していて、展示物を見ることなく、一番最初にゲットさせていただきました。まだ、商品を並べる前に購入させてもらったので、特に説明書とか頂いてなく、これから組み立てる人向けに書いてみました。
動作動画
開発環境
Arduino IDE 1.8.5
ボード:Wio LTE 1.1.3
ライブラリ:Wio LTE for Arduino 1.1.10
GPS受信用のライブラリ TinyGPSPlus 1.0.2(http://arduiniana.org/libraries/tinygpsplus/)
使ったデバイス
Wio LTE with SORACOM SIM
GROVE Button(P) v1.2 (https://www.seeedstudio.com/grove-buttonp-p-1243.html)
秋月電子通商 GPS受信機キット 1PPS出力付き 「みちびき」3機受信対応 (http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-09991/)
GROVE - 4ピン-ジャンパメスケーブル 20cm (https://www.switch-science.com/catalog/1048/)
PUSH for Wio 1式 (3Dプリントデータは、 https://make.dmm.com/item/904124/ だと思われる)
写真のように、3Dプリントされた。箱(上下)とボタン、ネジ10本、透明アクリルの棒、3Dプリントされた治具が含まれていました。
組立のコツ
3Dプリントされたもので、あまり品質が良くないので、ネジ穴がとても微妙なので、まずは、付属のネジでネジを回して、ネジ穴を作りましょう!私の場合、Wio LTEのボードを固定するネジ穴はダメダメでした。
ボードを載せた写真、下の穴が見えない状況
最終成果物はこんな感じ
元々、GPSは、GROVE GPSを固定するためのネジ穴なので、秋月GPSは一カ所のみで固定しています。
アクリルの棒は、フルカラーLEDの上に来るようになっているので、ホットボンドでケースに固定しました。
ダメばかり言っても良くないので、ここはちゃんと考慮されている部分も紹介すると
Wio LTEはプログラムを書き込む際にDFUモードへ切り替えるために、DFUボタンを押さないといけないのですが、このケースでは、そこはちゃんと考えられていて、底面にボタン押下用の穴が空いていて、さらに、押しやすくするために、3Dプリントされた治具を使って、押しやすくしているのは感心しました。ケースを押し込むと、DFUボタンが押下されている状態になるので、その状態で、RSTボタンを押下して、ケースを離すと、DFUモードへ移行する
書き込んだプログラム
電源を投入すると、LEDが緑色で光ります。
モバイル網に接続完了すると、LEDが青色に光ります。
ボタンを押下すると、LEDが赤く光り、IFTTTのWebhookをたたきに行きます。
処理が終了すると、また、青色に光るというプログラムとなっています。
IFTTTで通知する際に、value1には、日時(UTC) が入ります。この日時はGPSモジュールから取得した日時となっています。
位置情報が取得できていれば、value2に値が、緯度、緯度が記録されます。測位出来ていない場合は、空になっています。
// Wio LTE用 PUSH-WIO用のコード
// Programed by Kazuyuki Eguchi
// Serial端子に、秋月GPSGROVE - 4ピン-ジャンパメスケーブル 20cm経由で接続
// D38端子に、Grove Button(P)を接続
// TinyGPSPlus 1.0.2 http://arduiniana.org/libraries/tinygpsplus/
#include <WioLTEforArduino.h>
#include <TinyGPS++.h>
#include <stdio.h>
#define APN "soracom.io"
#define USERNAME "sora"
#define PASSWORD "sora"
#define BUTTON_PIN (WIOLTE_D38)
#define WEBHOOK_EVENTNAME ""
#define WEBHOOK_KEY ""
#define WEBHOOK_URL "https://maker.ifttt.com/trigger/"WEBHOOK_EVENTNAME"/with/key/"WEBHOOK_KEY
WioLTE Wio;
TinyGPSPlus gps;
char datetime[50];
char gpsdata[50];
void setup() {
pinMode(BUTTON_PIN, INPUT);
delay(200);
SerialUSB.println("### I/O Initialize.");
Wio.Init();
Wio.LedSetRGB(0x00, 0xff, 0x00);
SerialUSB.println("### Power supply ON.");
Wio.PowerSupplyGrove(true);
Wio.PowerSupplyLTE(true);
delay(500);
SerialUSB.println("### Turn on or reset.");
if (!Wio.TurnOnOrReset()) {
SerialUSB.println("### ERROR! ###");
return;
}
SerialUSB.println("### Connecting to \""APN"\".");
if (!Wio.Activate(APN, USERNAME, PASSWORD)) {
SerialUSB.println("### ERROR! ###");
return;
}
Serial.begin(9600);
sprintf(gpsdata," ");
sprintf(datetime," ");
SerialUSB.println("### Setup completed.");
}
void loop() {
char data[100];
int status;
int buttonState = digitalRead(BUTTON_PIN);
Wio.LedSetRGB(0x00, 0x00, 0xff);
// SerialUSB.print(buttonState);
if(gps.date.isValid())
{
sprintf(datetime,"%04d/%02d/%02d %02d:%02d:%02d UTC"
,gps.date.year()
,gps.date.month()
,gps.date.day()
,gps.time.hour()
,gps.time.minute()
,gps.time.second());
// SerialUSB.println(datetime);
}
if (gps.location.isUpdated()){
sprintf(gpsdata,"%f,%f",gps.location.lat(),gps.location.lng());
// SerialUSB.println(gpsdata);
}
// ボタンを押されたら、IFTTT Webhookで通知する
if(buttonState == 1)
{
Wio.LedSetRGB(0xff, 0x00, 0x00);
SerialUSB.println("### Post.");
sprintf(data, "{\"value1\":\"%s\",\"value2\":\"%s\"}",datetime,gpsdata);
SerialUSB.print("Post:");
SerialUSB.print(data);
SerialUSB.println("");
if (!Wio.HttpPost(WEBHOOK_URL, data, &status)) {
SerialUSB.println("### ERROR! ###");
goto err;
}
SerialUSB.print("Status:");
SerialUSB.println(status);
}
err:
while (Serial.available()) {
char data = Serial.read();
gps.encode(data);
}
}
以上、ご参考までに