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Microsoft 認定資格 Azure AIの基礎が変わります (AI-900→AI-901)

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Last updated at Posted at 2026-04-23

AI-900試験、2026年6月30日に廃止、後継はAI-901。AzureのAIと資格試験の進化

Microsoft認定資格のAzure AIの基礎(Azure AI Fundamentals)が2026年6月30日に廃止され、後継としてAI-901が新設されます。

私がAI-900を取得したのは2023年9月。そこから約2年半、AzureのAIサービスは急速に変化し続けました。今回のAI-900廃止、AI-901新設はまさにその変化を反映させたもの。公開されたAI-900/AI-901の学習ガイドから、試験の変更点をまとめます。

学習ガイド

【AI-900】
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/resources/study-guides/ai-900

【AI-901】
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/resources/study-guides/ai-901

1. 「試験範囲」に見る変化
2. 「対象者」に見る変化

1. AI-900 と AI-901 の「試験範囲」

まずは、学習ガイドの「スキルの概要」から試験範囲をざっと確認しましょう。

【AI-900】スキルの概要

  • AIのワークロードと考慮事項 (15-20%)
  • Azureの機械学習の基本原則 (15-20%)
  • Azureの画像処理 (Computer Vision) の機能 (15-20%)
  • Azureの自然言語処理 (NLP) の機能 (15-20%)
  • Azureの生成 AI の機能 (20-25%)

AIの技術基盤である機械学習をはじめ、生成AIの登場以前からある画像・自然言語処理やそれを応用した情報抽出処理をカバーしていました。それを基盤に、生成AI・エージェントが追加されていった、という印象がありました。

一方、2026年7月以降の AI-901 を見てみましょう。

【AI-901】スキルの概要

  • AI の概念と責任の特定 (40 ~ 45%)
  • Microsoft Foundry を使用した AI ソリューションの実装 (55 ~ 60%)

「AI の概念と責任の特定」には、責任あるAIの原則、生成AIの仕組み、各種AIワークロード(エージェント、テキスト、音声、ビジョン等)の基礎的な理解が含まれます

そして「Microsoft Foundry を使用したAI ソリューションの実装」には、生成型AIアプリやエージェントの実装、Foundry SDKを使用した軽量チャットクライアントアプリケーションの作成の概要などが含まれます。

従来の AI-900 では、次のように、AIの発展とともに内容が段階的に追加されていきました。

機械学習
+
画像・自然言語処理(深層学習によるCognitive Services)
+
情報抽出・検索(Cognitive Servicesの応用)
+
生成AI

生成AIを使ったアプリ・エージェントの開発・構築が主流になった今、AI-901 では、Foundryを中心としたAIエージェントの実装方法と、その他のAIの機能について、理解が問われるようです。

2. AI-900 と AI-901 の「視聴者プロフィール(想定する受験者)」

【AI-900】視聴者プロフィール

  • 技術者、および非技術者、両方が対象
  • データサイエンスやソフトウェアエンジニアリングの経験は必須でないが、クラウドの基本概念やクライアント-サーバーアプリケーションに関する知識があると有利

技術者だけではなく、AIに関心のある人すべてを対象にしていました。
実装の知識・スキルではなく、AIを使ってできることは何か(基本機能)、Azureでそれを実装するにはどのサービスを選べば良いか、が主なポイントでした。

【AI-901】

  • AIソリューション開発のキャリアの始まりにいる方
  • Azureの AI ソリューションに関する概念的な知識、それらを操作するための基本的な技術的スキル、さらに、Pythonのコーディング構文とプログラミング手法に関する知識、Azureリソースに精通している必要

AI-900に比べ、AI-901の方がより「実装者の基本資格」の位置付けが強くなりました。AI-900では、開発側もそうでない人も含め、AIで何ができるかを知り、AzureでAIを使ったサービスを構築する際に必要な基本的な知識を得るための資格だった印象ですが、AI-901では、開発者のための基礎資格、という点が明確に打ち出されています。

今回の変更までは、Microsoftの認定資格では、AI分野の資格はAI-900と、実装スキルを問うAI-102しかありませんでした。AIを「使う人」も「作る人」も、まずは AI-900 から、といったところだったかもしれません。

新しいAI-901はAIサービス・エージェントを「作る人」を対象にしています。さらに、エージェントの構築にM365 Agent BuilderやCopilot Studioといった選択肢が増えた今、対象を「Azure」でAIを開発する人のための資格に特化したようです。

ちなみに、Copilot Studioを用いたエンタープライズレベルのエージェント開発のための別の資格 AB-620 も新設されました。

今までは AI関連は AIシリーズ(AI-900, AI-102)しかありませんでしたが、今後はAzureではないMicrosoftのエージェント開発・管理は ABシリーズ(AB-620, AB-100, AB-900など)と、選択肢が増えそうです。

まとめ

新しい Azure AIの基礎 AI-901 は、Azureで Microsoft Foundryを使ったエージェント開発の基本的な仕組みと、周辺のAI機能について特化した資格に進化します。

AI全般の理解を得ている、ということを証明したければ、2026年6月末までにAI-900を取得すれば良いでしょう。Azure/Foundry以外でのエージェント構築の知識をつけたい・スキルを試したい、ということであれば、AB-XXXの試験も視野に入れると良いかもしれません。

今後主流になるAIエージェントの構築と、その基礎となるAIの基本的な概念の理解を得たいのであれば、AI-901の取得を目指せば、体系的に知識が得られるはずです。

AI-901Transition.jpg

エージェント構築の方法が増えるので、どのスキルを身につけるのかの見極めと、試験の選択が必要になりますね。

AI-901は執筆時点(2026/4/23)ではベータ試験です

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