13
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Iwaken Lab.Advent Calendar 2023

Day 4

Meta Quest Developer Hubをかじってみたらいい感じだった

Last updated at Posted at 2023-12-03

初めに

こんにちは!Iwaken Lab.のサックーです!
普段はUnityでのVR開発や、VRChatワールド作成などをしています。
本記事は、Iwaken Lab.アドベントカレンダー2023の4日目の記事になります。
昨日はさきやまさんの技術本の表紙デザインについての記事でした。

さて、ここではMeta Questシリーズを使って開発するときに便利なツールである、Meta Quest Developer Hub(MQDH)について紹介していこうと思います。自分もまだ使い始めたばかりで使いこなせていない機能も多いですが、便利な機能がたくさんあるので、それらをざっとお伝えしていきます。

準備編

まずこちらからツールをダウンロードします。(Macはこちら)
image.png

展開するとインストーラーがあるので実行してインストールします。
インストールできたら開いてみましょう。
image.png
ダイアログを進むとログインが求められるので開発者登録済みのアカウントでログインしましょう
image.png
これでMQDH側の設定ができました
image.png

もしこの時にADBが重複して存在している旨の警告が出た場合は、設定のADB Pathから既存のadb.exeを指定することで解消できます。(無視しても問題ない?)
image.png

そしてQuestをPCと有線で接続し、Quest側でUSBデバッグを許可すると Device Manager のところにいろいろと項目が出てきます。
image.png

これで準備ができました。

機能紹介

apkのインストールと実行

開発をしているとビルドしたapkをインストールする機会は多いと思います。自分は以前SideQuestを使ったりしていましたが、微妙に感じていた不便な点がMQDHでいい感じに解消されていました。
MQDHの場合apkファイルを上記画面にD&Dでインストールができます。
image.png
さらにインストールされたapkを、この画面から実行することができます!
アプデで階層が深くなった提供元不明の一覧を、HMD側で操作する必要が無いのはとても便利です。

image.png
ちなみに同じところからアンインストールができるのも地味に便利ですね。

スクショ&動画撮影&ミラーリング

HMD側のスクショや動画撮影をMQDH側から行い、直接PCに保存することができます。ミラーリングもここからワンクリックで行えます。
image.png

ウェブサイトをHMD内で開く

ここにURLを貼り付けることでHMD内のブラウザでそのサイトを表示させることができます。
image.png
標準ブラウザに対応しているかなどが確認できて良いですね。
image.png

実行時のログを見る

ここを押すことでHMDの実行時ログを見ることができます。
image.png
自分のアプリに関するものだけ見たい場合は検索欄でUnityと打つと見やすいです。
image.png

OVR Metrics Toolを使う

OVR Metrics Toolの設定もここから行えます。HMDにインストールしていない場合はここから入れられるはずです。
image.png
HMD内にオーバーレイとして各種使用状況などが表示されます。
image.png
何を表示するかなどのカスタマイズもできますが、表示位置の調整はHMD側でしかできないようです。
image.png

PerformanceAnalyzerを使う

Metricsツールより詳細なものを見たい場合はMQDH側で見ることができます。
image.png

接顔センサーの無効化

ここをオフにすることで、HMDを外してもスリープにならないようになります。ただHMD本体を再起動するとオンの状態に戻ってしまいます。
image.png

無線接続

そしてこれらの操作を全て無線で行えるオプションがあります。ここをオンにした後、有線のケーブルから取り外せばよいです。
image.png
apkのインストール等も無線で行うことができるようになり非常に便利です。
ただPC側をスリープなどにすると接続が解除されてしまい、再度有線でつなぎなおす必要があります。

終わりに

ここまでいろいろな機能を紹介してきましたが、絶妙に痒い所に手が届く機能群がそろっているかなと思います。紹介しなかった機能もまだまだたくさんあるようなので、もっと使いこなして快適なQuest開発ライフを送りたいですね。

さて、明日はきょうすけさんによるHololensの記事のようです。ぜひご覧ください~!

13
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?