ネットワークの基礎
LANとWAN
ネットワークの大きな分類を表す言葉にLAN(Local Area Network)とWAN(Wide Area Network)があります。
- LANとは
オフィスや家庭などの1つの拠点のネットワークのこと。LANケーブルを使わず無線で接続することは無線LAN。
LANはローカルエリア。社内の事業所限定、家庭限定、のような捉え方が出来ると思います。
セキュリティが維持されている、ローカルな環境のネットワークです
LANを構築するのに必要な機器には、次のようなものがあります。
①ルーター:2つ以上の異なるネットワーク間を相互に接続するネットワーク機器。
②ハブ:イーサネット(Ethernet)LANの敷設に用いられる集線装置。複数のケーブルを接続するためのポート(端子)が並んでおり、ケーブルから流れてきた信号を他のケーブルに流すことで相互に通信ができる。
③スイッチ:ハブ同様、集線装置の機能を持つ機器。特定のMACアドレスにデータを転送することができる。
- WAN
LANとLANをつないだ大きなネットワークのこと。
WANはプロバイダーがネットワークを構築しています。
普段利用するインターネットもWANのひとつです。
スマホ等で使用する4G,5G,LTE等もWANのひとつとなります。
企業ネットワーク構成のWAN サービスとしては次の様なものがある。
①広域イーサネットサービス:指定する拠点同士をイーサネットで直接結べるサービス。特別な機器が不要。セキュリティも確保されているが、利用料が高価。
②インターネットVPN:ネットワークの中に仮想的なネットワークを作り出す技術。セキュリティのために、暗号化を併用している。通常のインターネット利用料だけで手軽に出来るため、利用料が安価。
社内間の情報共有大阪、東京等広い範囲で構築するネットワーク。
LANとWANの概念は上記通り。ルーターにもLAN、WANの接続口があるので、ここの概念を理解していないと、上手く接続出来ない可能性もあるので注意すること。