LPIC レベル3 を更新した話(305-300)
タイトルの通り、LPIC のレベル3を更新したので、そのときの話を書いておこうと思います。
LPIC とは
まず LPIC というのは、LPI(Linux Professional Institute) というカナダにある非営利団体が主催している、
Linux の知識を問う認定試験です。
レベルは 1〜3 まであり、途中で LinuC という日本向けの別試験も登場しましたが、
ワールドワイドな知名度で言えば、おそらく LPIC の方が上ではないかと思います。
認定の有効期限と更新について
この認定試験には 有効期限 があり、期限は 5年 に設定されています。
5年間更新せずに放置しておくと expired となり、有効な認定としては扱われなくなります。
試験に合格した事実自体が消えるわけではありませんが、
スキルシートや履歴書に書くのは少し憚られる状態になります。
更新方法としては、
- 5年に一度、再試験を受験する
- LPI のメンバー登録をして年会費を支払い、Linux 関連の貢献を行う
といった選択肢があるようです。
ただ後者は
- 年会費がかかる
- 貢献内容を証明するのが面倒そう
- 年会費を払うより更新試験を受けたほうが安そう
といった理由から、多くの人は前者(再試験)を選ぶのではないかと思います。
※ もしメンバー登録や貢献制度について詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
LPIC レベル3 について
LPIC レベル3を取得するためには、
- LPIC レベル1(2試験)
- LPIC レベル2(2試験)
合計 4つの試験 に合格する必要があります。
私の場合は、今の会社に入社してから一気に LPIC レベル1 から取得しました。
さすがにレベル3まで取ったのに失効して、またレベル1から取り直すのはもったいなさすぎるので、
5年に一度は頑張って更新しようと思っています。
今回更新した試験(LPIC305-300)
今回更新したのは、
LPIC305-300 Virtualization and Containerization
(仮想化とコンテナ化)
です。
私が前回受けたのは 5 年前で、そのときは LPIC304-200
(Virtualization & High Availability)でした。
その後の変更として、
- 仮想化 + コンテナ化 → 305
- 高可用性 → 306 に分離
という形になったようです。
試験を受けた感想
実際に受けた感想としては、
- Docker、LXC など コンテナ関連の内容が新しく追加
- 日常業務で Dockerfile を書いている人には比較的馴染みやすい
- 一方で Kubernetes など知らないことも多かった
という印象でした。
使った教材(黒本)
勉強に使った本は、304 のときと同じく、通称 黒本 と呼ばれているものです。
LPIC レベル3を受けた方のブログや SNS を見ても、
ほとんどの人がこの黒本を使っている印象なので、他に選択肢はほぼ無いと思います。
やることとしては、
- 黒本を一通り読む
-
巻末問題は必ずやる
- ※ 特に 第4章・第5章
これで十分だと思います。
試験対策について
試験内容についてはポリシー上詳しくは書けませんが、
黒本の内容がそのまま出るわけではないので、
答えの丸暗記は避けたほうが良いと思いました。
当たり外れはあるかもしれませんが、
理解していないと対応できない問題が多い印象です。
私自身、合格点ギリギリだったので偉そうなことは言えませんが、
特に重点的に聞かれるのは 新規追加されたコンテナ関連 だと思います。
黒本で言うと、このあたりです。
4.2 課題 352: コンテナ仮想化
- 4.2.1 352.1 コンテナ仮想化の概念(総重量: 7)
- 4.2.2 352.2 LXC(総重量: 6)
- 4.2.3 352.3 Docker(総重量: 9)
- 4.2.4 352.4 コンテナオーケストレーションプラットフォーム(総重量: 3)
私はこういった認定試験では、
まず出題ウエイトを確認して、重いところを重点的にやるようにしています。
最悪、時間がなければ
「コンテナ関連第2章と巻末問題だけやる」
という割り切りも、合格だけが目的ならアリかもしれません。
まとめ
時間に余裕があれば、黒本全体を理解する形で進めるのが理想ですが、
趣味でこの試験を受ける人はあまり多くないと思います。
「とにかく受かりたい」という方へのアドバイスとしては、
上記のような感じかなと思いました。
さて、5年後にまた更新するころには、
今度は クラウド関連が大きなウエイトを占めているかもしれませんね。
また5年後、更新を頑張りたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。