作成するWebアプリの構造

Nginx

Webサーバー。静的コンテンツ(サーバー上のファイル)を高速に配信するように設計されている

gunicorn

WSGIサーバー

wsgi(Web Server Gateway Interface)

WebサーバーとWebアプリケーションを接続するためのインターフェース。webサーバー(Nginx, apache, cgiなど)とPython製のWebアプリケーション(Django, Flask, Zopeなど)の組み合わせの制限を吸収する役目であったり、Webアプリケーションの速度向上を担う。

PostgreSQL

リレーショナルデータベースサーバー。大規模なデータベースを扱うときに便利

gunicornの設定＆起動

仮想環境の起動
gunicornがインストールされているか確認

which gunicorn

gunicornを起動(プロジェクトディレクトリをカレントにする)

gunicorn --bind 0.0.0.0:8000 (wsgi.pyが入っているディレクトリ名).wsgi

自動起動設定

OS起動時に自動的にgunicornが立ち上がる設定をする。

方法

サービスファイルgunicorn.serviceを記述して、systemdで常時起動させる

/etc/systemd/system/gunicorn.service

[Unit]
Description=gunicorn daemon
After=network.target

[Service]
User=ubuntu
Group=www-data
WorkingDirectory=/home/ubuntu/(プロジェクトディレクトリ)
ExecStart=/home/ubuntu/venv/bin/gunicorn --access-logfile - --workers 3 --bind unix:/home/ubuntu/(プロジェクトディレクトリ)/(プロジェクトディレクトリ).sock (プロジェクトのwsgi.pyがあるディレクトリ名).wsgi:application

[Install]
WantedBy=multi-user.target

gunicornを起動

sudo systemctl start gunicorn
sudo systemctl enable gunicorn

❓ シンボリックリンクが張られるメリットは？
A. /etc/いかに設定ファイルを置くと、アプリケーションとは別に管理することになる。
　　symlinkを張ることでプロジェクトと一緒に管理できる

Nginxの設定＆起動

gunicornはPythonを実行するソフトウェアであるため負荷が大きい。そのためHTML,CSS,Javascript等静的ページをNginxに配置することで、必要な時だけPythonを呼び出す構成にする。

Djangoアプリ用のファイル作成

/etc/nginx/sites-available/(プロジェクトディレクトリ名)

server {
        listen 80;
        server_name (ドメイン名 or グローバルIP);

location = /favicon.ico {access_log off; log_not_found off;}

location /static/ {
root /home/ubuntu/(プロジェクトディレクトリ名);
}

location / {
include proxy_params;
proxy_pass http://unix:/home/ubuntu/(プロジェクトディレクトリ名)/(プロジェクトディレクトリ名).sock;
}

シンボリックリンクを作成

sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/(プロジェクトディレクトリ名) /etc/nginx/sites-enabled/

作成したファイルの内容が正しいか確認

sudo nginx -t

Nginx再起動

sudo systemctl restart nginx

Ubuntuファイアウォールの設定

ファイアウォールで80ポートに穴をあける

（もし開放していたら）試験的に開放していた8000ポートを閉じる

sudo ufw delete allow 8000

Nginxのアクセスを許可する

 sudo ufw allow ’Nginx  Full’

問題発生

/var/log/nginx/error.logを確認。すると

unix:/home/ubuntu/(プロジェクトディレクトリ名)/(プロジェクトディレクトリ名).sock failed (13: Permission denied)

となっていたため、

以下のファイルを次のように編集

/etc/nginx/nginx.conf

- user www-data
+ user root

で解決

AWSの設定＆確認

AWS > EC2 > インバウンドルールに80ポートの開放を追加

http://(グローバルIP)でアクセスできるか確認

補足 : Nginxの設定sites-available, sites-enabledの解説
https://qiita.com/tomokon/items/e782636c1e5ec6b5dfdc

参考記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/Nginx
https://pala-ghe.com/aws-ec2-django-2-gunicorn-nginx/

Djangoスタートアップ その11(Webアプリ三層構造構築編)