SharePoint ソース利用時の注意点:Copilot Studio と Microsoft 365 Copilot ライセンスの関係
こんにちは!
今回は Microsoft Copilot Studio と SharePoint ソースを利用する際の制限事項 について、マイクロソフトサポートからの回答をベースに整理します。
背景
Copilot Studio では SharePoint をナレッジソースとして利用できます。
ただし、エージェントと同じテナントに Microsoft 365 Copilot ライセンスを持たない場合、SharePoint 上のファイルを処理する際に制限があります。
制限内容
-
生成回答で利用できるファイルサイズの上限
- 通常:512MBまでのファイルに対応
- 制限下:最大 7MB までしか処理できない
つまり、同一テナント内に Microsoft 365 Copilot ライセンスがないと、Copilot Studio エージェントが利用できる SharePoint ソースのファイルサイズが大幅に制限される、という点に注意が必要です。
想定される影響
-
大規模なドキュメントを扱うシナリオでは不十分
例:マニュアルや議事録など数十MBを超えるファイルをナレッジにしたい場合 -
ファイル分割が必要
7MBを超えるファイルは分割して格納しなければならない -
テナント全体の Copilot ライセンス戦略を考慮すべき
Copilot Studio のみを導入しても、SharePoint連携時に実用的でないケースがある
マイクロソフト公式ドキュメント
詳細は以下の公式ページでも確認できます。
👉 Requirements and quotas - Copilot Studio (Microsoft Learn)
まとめ
- Copilot Studio × SharePoint 連携時には、ライセンスの有無で制限が変わる
- ライセンスなし:7MBまで
- ライセンスあり:512MBまで
エージェント導入の設計時には、**「どのテナントに」「どのライセンスがあるか」**を必ず確認しておきましょう。
✍️執筆者: 片山