タグとは
リリースポイント(システムが完成して公開したり、お客様に納品したりするポイント)など、キリがいいコミットに名前を付けておける機能。
タグ付けしてみよう
注釈なしのタグと注釈ありのタグがある。注釈とはコミットメッセージのようなもので、文字通りタグをつけたコミットの詳細である。
# 注釈なし
$ git tag <タグ名>
# 注釈あり
$ git tag -a <タグ名> -m <注釈>
タグの一覧、詳細を確認するコマンドは以下。
# 一覧を表示する
$ git tag
# 詳細を表示する
$ git show <タグ名>
では実際にやってみよう。適当なディレクトリでファイルを作ってコミットしておこう。コミットが完了したら、以下を入力していこう。
# 注釈ありタグをつける
$ git tag -a 'ver1.0.0' -m 'First version'
# 一覧を確認する
$ git tag
ver1.0.0
# タグの詳細を確認する
$ git show ver1.0.0
tag ver1.0.0
Tagger: Username <github@example.com>
Date: Thu May 18 09:44:35 2023 +0900
First version
commit ...
タグをリモートリポジトリに送信する
通常のプッシュではタグの情報は送信されない。タグ情報を送信するには、つけたいタグを指定して別途送信する必要がある。
$ git push <リモート名> <タグ名>
# すべてのタグを送信する
$ git push <リモート名> --tags