Windowsを使ってRaspberrypi3を学ぶ [2]
環境
Windows8
RaspbianOS
Raspberrypi3 ModelB
概要
Raspberrypi3連載記事2本目です。
1本目の記事はこちらから→[前の記事]
(https://qiita.com/Kashiwara/items/041ca2bf8cf1c1c6aae6)
今回の記事では
■ Raspberry pi3の起動確認
■ WindowsからRaspberrypiへSSH接続
を記述していきます。
起動確認する前に
起動確認する前に、前回の記事で用意したRaspbianOSが入ったのSDカードをWindowsに差し込み、bootフォルダの中に空のsshという名前のファイルを作ってください。
これは、WindowsからRaspberrypi3へSSH接続する時に必要な作業ですが
この作業を行う事で、後の進行がスムーズになるのでやっておきましょう。
これでssh接続がRaspberrypi3の起動時に有効になります。
Raspberrypi3の起動確認
SDカードを入れる
SDカードにsshの空ファイルを作ったので、さっそくRaspberrypi3の方にSDカードを移しましょう。
ここに
有線LANを入れる
有線LANも突っ込んでおきましょう。
USB充電器を入れる
Raspberrypi3を始めて購入された方は、驚かれるかもしれません。
なぜなら、起動のためのスイッチが存在しないからです。
では、どうやって起動するのでしょうか。
起動方法はシンプルで簡単です。
USB充電器を突っ込むだけです。
私の場合は、以前の記事で紹介したPSPの充電器(2.0A)を突っ込みます。
さぁ命を吹き込みましょう。
突っ込むと赤いランプと黄色いランプが点灯します。
有線LAN部分のでは、緑のランプとオレンジのランプが点灯します。
(画像では見えにくいですが私の目の前で確かに光っております)
ちなみに、SDカードが刺さっていないと赤いランプしか光りませんので注意しましょう。
これらの動作が確認できたら、OKです。
WindowsからRaspberrypiにSSH接続
windowsからRaspberrypi3にSSH接続するまでの作業を書いていきます。
Raspbeerypi3に割り振られたIPアドレスを調べる
有線LANを突っ込んだ際にDHCPによってRaspberrypi3にIPアドレスが割り触れられていると思うので
それを調べていきます。
今回はarp -aコマンドを使いましょう。
MACアドレスと、そのIPアドレスを綺麗な形にして出力してくれる
大変便利なコマンドです。
arp -a
インターネット アドレス 物理アドレス 種類
192.168.0.1 c0-25-a2-14-f0-50 動的
192.168.0.2 b8-27-eb-85-39-6b 動的
192.168.0.3 ac-d1-b8-22-96-90 動的
192.168.0.4 00-14-51-d9-fe-43 動的
arp -aコマンドを実行すると上のような形でずらっ~と出力されます。
実は、上の中に既にRaspberrypi3のIPアドレスがあります。
皆さんは、どれかわかりますか?
判定の方法は簡単です。
RaspberrypiのMACアドレスのベンダーIDは、b8-27-ebです。
ということは、それと対になっている192.168.0.2がRaspberrypi3に割り当てられたIPアドレスですね。
SSHクライアントのダウンロード
IPを調べる事が出来たのでSSHクラインアントを使ってRaspberrypiに接続しましょう。
SSHクライアントには、様々な種類があります。(例えば、TeratermやPuttyなど)
今回、私は日本語に対応しているPuttyjpを使いました。
[Puttyjpのダウンロード]
(http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/PuTTYkj.html)
SSHクライアントを使ってRaspberrypi3へSSH接続!!
先ほどダウンロードしたPuttyjpを開くと以下のような画面が出現します。
それぞれ、ポートに22、ホスト名に先ほど調べたIPアドレスを入力し、開くボタンを押しましょう。
そうしたらRaspberrypi側のコマンドプロンプトが出現するはずです。
初期パスワードの入力
Raspberrypi側のコマンドプロンプトが出現したら
Raspberrypiの初期パスワードを入力しログインします。
login asにpi、passwordにraspberryを、それぞれ入力してエンターキーを押してください。
pi@localhostというプロンプトが出現したら接続成功です。
私は、このpi@localhostが訳があって消滅しましたので、皆さんは、気を付けてください。
WindowsからRaspberrypiへSSH接続できたので今回はここまで。
今回、実行した事のまとめ
今回で以下の作業が完了しました。
■ Raspberry pi3の起動確認
■ WindowsからRaspberrypi3へSSH接続
次回は、以下の作業を実行したいと思います。
■ RaspbianのGUIを表示してみよう
以上です。