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研究室などの Ubuntu Desktop を複数ユーザで使う。

Last updated at Posted at 2023-01-29

はじめに

これは複数の Windows のクライアントが研究室などの一台の Ubuntu Desktop を使うための記事です。

接続方法

ユーザごとの手順を最初に書いているのでサーバ化のときは最初に初期設定から始めてください。

ユーザの追加

UESR_NAME を任意のユーザネームに変更してください。UNIX コマンドと違うので気を付けてください。2 行目のコマンドでスーパーユーザに追加をします。

サーバ PC
$ sudo adduser UESR_NAME
$ sudo gpasswd -a USER_NAME sudo

IP アドレスを調べる

プロンプトにて、以下のコマンドを実行します。

サーバ PC
$ ip a

実行結果から、インターフェース名が eth0 ens3 wlan0 などとなっている行を探します。その行の inet という文字列の右側に、自分の IP アドレスが記載されています。

例:

サーバ PC
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    inet 192.168.1.10/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic ens3
       valid_lft 85979sec preferred_lft 85979sec

この例では、inet の次の 192.168.1.10 が自分の IP アドレスです。

CUI接続(SSH 接続)

個人の PC から接続します。コマンドプロンプトを立ち上げます。USER_NAMEIP_ADDRESS をそれぞれ書き換えてください。

クライアント PC
$ ssh USER_NAME@IP_ADDRESS

長時間の作業の時は tmux の使用を検討してください。VS Code の拡張機能で接続した方がファイル操作が楽です。

GUI接続(XRDP 接続)

個人の PC から接続します。リモートデスクトップ接続 を起動してください。コンピューター(c) に先ほどの IP アドレスを打ち込み、オプション から 画面 → 画面の色 を15bitにしましょう。(そうでないと重いので)接続ボタンを押して接続します。

個々のユーザがやるのはここまで

初期設定

サーバ化するための設定を行います。

インストール

必要なものをインストールします。

$ sudo apt install openssh-server tmux xrdp -y

XRDP の設定

/etc/xrdp/startwm.sh の中身に環境変数を加えます。vim でファイルを開きます。

$ sudo vim /etc/xrdp/startwm.sh

冒頭に以下を追加します。

export GNOME_SHELL_SESSION_MODE=ubuntu
export XDG_CURRENT_DESKTOP=ubuntu:GNOME

設定の共有からRDPをオンにします。

参考文献

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