想定読者
- Salesforceシステム管理者
- 気軽にシステム間連携を開発したい方
自己紹介
Randstad Advent Calendar 9日目の記事です。
ランスタッドIT部門に所属し、Salesforceのシステム管理業務とシステム間のデータ連携業務に従事
しています。
はじめに
ASTERIA Warpを使用して、短期間かつ安定したデータ連携処理を開発し、Salesforceにデータ連携する手順を紹介します。
ノン・プログラミングデータ連携
Asteria Warpとは
企業向けのシステムを連携する基盤
- ASTERIA WARPは、企業内外に点在するシステム間の連携、データやプロセスの統合を実現するためのミドルウェアです。IT技術者向けではなく、より多くの人に使って頂くことを念頭に置いて設計されており、ノン・プログラミング開発が可能です。
Asteria Warpデータ連携開発手順
Asteria Warpでは、「フロー」という単位を用いて処理管理しており、その中に処理手順となる「コンポーネント」を配置してデータ処理を記述していきます。複数のフローをまとめて管理するものが「プロジェクト」です。ファイルはプロジェクト単位で保存されます。新しいプロジェクトを作成する際に、新しいフローが1つ作成されます。
Salesforceへのデータ連携フローを作成する
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データ連携処理のフローの流れは以下の5つになります
- Salesforceログイン
- 基幹システムからデータ取得
- 取得データとSalesforceオブジェクトのマッピング
- データ投入
- Salesforceログアウト
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作成したフローをコンパイルして、異常がなければ作成完了
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後は任意のトリガを設定して、実行すれば、データ連携処理の完成です
最後に
上記の通り、Asteria Warpの連携開発は、下記の4つで完了になります
1. フロー作成
2. コンポーネント配置
3. コンポーネント設定
4. コンパイル
シンプルかつ短時間での実装が可能です。
私自身、スクラッチ開発データ連携処理の経験から、本ツールの、開発容易さ・安定感に感銘を受けています。この記事を通じて、その部分を感じていただければ幸いです。