VRまわりのプラグインのアップデートに気を付けて!
Oculus,VIVE等のVRゲームではSteamVRプラグインを入れて作業することが多いと思います。Unity内から検索してヒットするアセットストア公式からダウンロードできる最新のバージョンは、2018年9月下旬にリリースされており、2.0ではSteamVR_TrackedController.csが削除されるなどコントローラー周りの変更が多く、以前のスクリプトが全く使えない場合があります。また、VRTKはSteamVRのアップデートに対応しておらず、輪を掛けて使用が難しい状況です。SteamVRプラグイン及びVRTKを使っている場合、後者のエラーで検索して原因不明に悩まされている人が他にもいるのではと思いました。
SteamVR_TrackedObjectとSteamVR_Controllerでコントローラーの値を取っていたわけですが、SteamVRプラグイン2.0で実行すると
error CS0103: The name `SteamVR_Controller' does not exist in the current context
といったエラーになります。
対応方法
SteamVR Pluginは旧バージョンをGithubからダウンロードできます。(ただし公式は非推奨) SteamVR.Plugin.unitypackageファイルをダウンロードし、Unityでプロジェクトを開いた状態で開けばインポートされます。
また現状ではVRTKもSteamVR2.0非対応。対応するv.4系はリリース時期は未定、2018年末から2019年初旬リリースを目指している模様です。
SteamVRプラグイン2.0の情報も徐々に出てきていますが、現状ではダウングレードが無難かなと思います。
参考
SteamVR Unity Plugin 2.0
【Unity】【SteamVR】SteamVR Plugin 2.xから1.xにダウングレードする方法