6月10日(現地時間)に16歳未満によるSNSアカウントの保有、使用を原則禁止する法案「安全なソーシャルメディア法(Bill C-34)」を提出した。
これはソーシャルメディアプラットフォームだけではなく、チャットボットへの安全基準や、独立した規制機関の設置を含んだ法案。カナダの歴史で最大規模のデジタル規制に関する法律。
3つの責務
この安全なソーシャルメディア法は以下に記載する3つの責務が含まれます。
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児童保護義務
この法律によって規制対象になるサービスに求められる責務
ライブサービスやユーザーがアップロードする成人向けコンテンツを含むサービスには以下の2の義務・責務が課せられます。
- 責任ある行動義務
サービス事業者は、計7つのカテゴリの有害コンテンツへアクセスするリスクを軽減して人工的に生成・改変されたコンテンツにラベル付を行い報告機能やユーザーのブロック機能をより明確に行えることが求められます。
AIチャットボットもこの責任ある行動義務に含まれ、チャットボットが有害なコンテンツを送信するリスクを軽減し、有害コンテンツの検知・削除などを行うことが求められます。
- 特定コンテンツへのアクセスを遮断する義務
未成年を性的被害に遭遇させるコンテンツや被害者に再び被害に遭わせるコンテンツディープフェイクによる性的コンテンツなどを同意なしに伝達でされる親密なコンテンツを迅速に削除することが求められます。
子供の安全保護
カナダ首相であるマーク・カーニー氏は自身のXアカウントで
本日、カナダ政府は子供達をオンラインで保護するための新たなる法案を提出しました。カナダの安全なソーシャルメディア法は、ソーシャルメディアおよびAIプラットフォームに責任を負わせ、より安全にし、16歳未満の子供達のソーシャルメディアへのアクセスを制限するものです。ますます多くの子供達が、不安・うつ病・自傷行為・搾取に苦しんでいます。子供達を安全に保つために、我々は法律が技術の進歩に追いつくことを確保しなければなりません
と言及しました。
前例と参考
今回カナダの「安全なソーシャルメディア法」は2025年12月に世界で初めて未成年に対するSNSの利用規制に踏み切ったオーストラリアの法案をもとに提出が行われたが、オーストラリアのeSafetyコミッショナーは規制に関する法律の施行後には未成年のSNSアカウント約470万件が削除されたと報道した。
しかし、半年後の2026年6月の調査で依然として16歳未満の78%がSNSを利用していることが判明した。
いずれも、年齢の詐称や親のアカウントまたは親の身分証明書を使って。
これらは全て「未成年の安全の保護」という名のもとで執行される。
しかし実態は違った。
前述したように詐称を行って未成年はSNSに溶け込む。
法律で規制したところで正しい年齢以外で登録され、規制を回避する。
オーストラリア以外にもギリシャやフランス、イギリスやそして日本も未成年に対する規制へ向けて検討中。
必ず正しい年齢を確定させる方法がない中で、中途半端に規制するのは正しくないのかもしれない。
少なくとも、現時点では必ず守れるとは限らない。