今日はPostman Monitor を触っていきます。
Postman Monitor とは
Postman Monitorは、APIのテストや監視を自動化するための機能です。これを使うことで、cronのように指定したスケジュールに従ってCollectionsであらかじめ保存されているAPIコールを実行し、結果を確認することができます。処理のエラー時にメールを送信させることが可能ですので外形監視として用いることが出来ます。
さっそくやってみる
1. Collections でAPIコールの作成
では最初にいつものRequest CatcherでAPIを1個作成しCollectionsでPOSTコールを作成後保存します。やり方が不明な方は以下を参考にしてください。
https://qiita.com/KameMan/items/3e8d3a6e138fc47abcc4
2. Monitor の起動と実行
マネージメントコンソール左ペインの下の四角いアイコンの集合体をクリックします。
モニター
をオンにします。
Create new monitori
をクリックします。
適当な名前を付けコレクションの選択します。
コレクションはAPIコールの集合体です。 例えばこのように1つのコレクションが2つのAPIコールを持っている場合、この2つはまとめて実行されます。1個のAPIコールのみを定期実行させたい場合、コレクションを分割してください。
実行間隔を指定します。無償版では分単位での設定が出来ず最短で1時間単位となります。
エラーの送信先メールアドレスを指定しモニターの作成
をクリックします。
次に表示されるRun
ボタンをクリックすると定期実行が開始されます。
暫く待つと以下のように実行履歴、応答時間などが表示されます。
実行が失敗すると以下のように赤く表示されます。
そしてエラーを通知するメールが届きます。
Houstonは映画好きならわかるネタですね。
3. Flows の実行
いままでの設定手順で体験したように Monitor は複数のAPIコールを纏めて設定するCollectionsを定期実行する機能であり、Flowsは起動できません。
以下の記事でも触れた通りFlowsはPostmanクラウドにアップロードすることでWebhookとして起動できます。
https://qiita.com/KameMan/items/9cbbe74f4add76a09a5f
CollectionsにてWebhookを起動するAPIコールを作成すれば、同じくMonitorで監視可能です。WebhookはHTTPのPOSTメソッドですので、以下のようにPOSTのAPIコールを設定すればMonitorから呼び出せます。